米12月鉱工業生産指数
本日、12月の米国鉱工業生産指数が発表されます。
製造業で重要な数値になりますので、トレンドをある程度追っていく必要がありそうです。
予想平均はプラスになっていますが、レンジでは下限として▼0.9%まで悪化すると予想しているエコノミストもいる様です。
鉱工業生産指数(左目盛)と、先行指標としてのISM製造業景況指数(右目盛)を重ねたチャートです。(鉱工業生産指数は前月伸び率ではなく各月の指数を表しています)
2017年末までは先行してISMが上昇を続けていましたが、2018年から横這い、最近では大きく下落しています。このままで行けば、鉱工業生産指数もどこかのタイミングで頭打ちになってくる可能性があります。あるいはISM製造業指数が底打ちし、再度回復する可能性もあります。しかしながら、後者は2017年後半から横這い、その後下落ですので、1年以上に亘り調整していることになります。仮にISMが回復するにしても、鉱工業生産指数は先に一度調整入りする局面となりそうです。
参考程度に、鉱工業生産と為替(ドル円6ヶ月移動平均線)を重ねてみました。
2016年から鉱工業生産指数は右肩上がりになっていますが、ドル円は半年遅れてドル高になるも、2017年央からはドル安商状になっています。為替が鉱工業生産に遅れて付いて行くのか、あるいは為替が将来の指数減速を見越しているか注目されます。
(1月18日13:30、1ドル=109円40銭、1ユーロ=1.1396ドル)
米鉱工業生産指数とは
毎月FRBが公表する数値で、米国の製造業の鉱工業生産動向を指数化したもの。製造業の生産活動状況や設備投資の状況を反映しているために重要視されています。指数は2012年=100として表示されている。
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