ドル円109円台、急落前の水準を回復(1/17朝)

16日の海外市場でドル円は上昇。

ドル円109円台、急落前の水準を回復(1/17朝)

ドル円109円台、急落前の水準を回復

16日の海外市場でドル円は上昇。ゴールドマンサックスグループ、バンクオブアメリカ等の大手米金融機関の第4四半期決算が予想以上に好調だったことから、米株価指数が上向き、終盤やや伸び悩んだもののNYダウの終値は前日比141ドル高と昨年12月株価下落のきっかけとなったFOMC前の水準を回復しました。
株式市場のリスク選好の回復に為替市場では円の売り戻しが強まり、ドル円は早朝109.20の高値をつけた後、東京時間7:00現在は109.10近辺での取引です。

未明に発表された米地区連銀経済報告は引き続き緩やかな経済成長が見られるとの報告内容でしたが、一方で多くの地区で金融市場の混乱、短期金利の上昇、エネルギー価格の下落、貿易摩擦、政治的不確実性から調査先が以前より楽観的でなくなっているとも記載されています。尚、英下院はメイ内閣の不信任決議案を予想通り否決しました。

昨晩の上昇でドル円もほぼ年初1月3日の急落前の水準を取り戻した形となりました。ただ、株価に比べると戻りは鈍く、チャート的には本格的な反発局面に入ったとは未だ判断しにくい状況です。
当面は、年初来ドル円の上値にふたをした形となっている一目均衡表の基準線(109.29)やドル円の下落に水準にようやく追いつきつつある21日移動平均線(109.43)を上抜ける上昇力があるかどうかに注目です。

ドル円109円台、急落前の水準を回復

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