米12月ISM製造業景況指数
来年の年明け早々3日に米ISM製造業景況指数(東京時間4日零時)が発表されます。
今回12月分予想は下記となっています。予想数値自体はかなり良い水準にいますが、ここ数ヶ月は頭打ちで、しかも11月を下回る予想になっています。かなり重要度が高い指標ですので、トレンドとして製造業が下降を辿ると、FRB利上げにも影響を与えていくことになります。
尚、予想は1週間前の数値ですので、今後変動する可能性があります。
直近予想は通貨ペアのページをご確認ください。
尚、ISMより1日早くユーロ圏の製造業PMI指数の改定値が発表されます。
フランスは既に50を下回っています。
下図は、米ISM製造業景況指数と今回はドル/円のチャートを比較しています。
過去の流れはほぼ米国ISM指数のトレンドに近いところで、ある程度の相関性が見えています(チャート内の黒い矢印)。
そして、2017年以降はISM指数が大方57〜61レンジで横這っており、相場も上下を繰り返しながらもレンジ推移となっています。今年のレンジ幅は約10円となり、過去のレンジ幅平均17円よりも少なくなっています。
今回数値は12月分ですが、19日のFOMCで、FRBのGDP見通しを下方修正したこともあり、先行き景気減速感ある中でのISM指数になります。因みに2017年1月から2019年11月まででISMの平均は58.4ですので、今回予想もほぼ平均値です。しかしここから下がってくるとトレンドが出来始める可能性がでてきます。
米(灰色)ISM製造業指数、ユーロ(青)と日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側は今回の米国の予想値、ユーロ圏改定値)
12月27日13:30、1ユーロ=1.1388ドル、1ドル=110円95銭
オーダー/ポジション状況
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