ドル円一時110円台、株安と長期金利低迷で(12/21朝)

20日の海外市場でドル円は大幅下落。一時110.81と9月7日以来の安値をつけた後東京時間7:00現在は111.25-30レベルでの取引です。

ドル円一時110円台、株安と長期金利低迷で(12/21朝)

ドル円一時110円台、株安と長期金利低迷で

20日の海外市場でドル円は大幅下落。一時110.81と9月7日以来の安値をつけた後東京時間7:00現在は111.25-30レベルでの取引です。

昨晩は前日のFOMCを受け、今後の米金利の引き上げペースが鈍化するとの見方が広がり長期金利は低迷、米10年物国債利回りは一時再び2.75%を割り込みました。一方でFOMCの姿勢が景気、株価に十分配慮したものとはいえないと考えられたことから米株も続落、NYダウは464ドル下げて年初来安値を更新、約1年3ヵ月ぶりの安値で終了しています。さらに今週末の米政府機関閉鎖を回避するために上院が可決した暫定予算案に国境警備予算が含まれていないとしてトランプ米大統領が署名しない意向と報道されたことも株価の下落に拍車をかけました。

株安によるリスク回避の動きと金利先高感の後退にドル円は海外時間もほぼ一方向で下げ、未明4時前後に110.81の安値をつけました。しかしながら、米政府機関閉鎖の可能性のニュースに債券市場は買い戻しの動きとなり、朝方米長期金利が急反発、10年物国債が2.81%台に戻したことから、ドル円もやや反発した形です。

昨晩の急落でドル円は一時110.92にある200日移動平均線を割り込む動きとなりました。
ただ、この水準は、今年のドル円の最安値(3/26の104.56)から10/4高値114.55までの上昇の38.2%戻し(110.73)とも近く一旦は下げ止まりやすい水準だったといえます。
とはいえ膠着が続いたドル円相場が久々に動意づいたこともあり、リスクは引き続き円高方向。主要国の株価がこのまま下げ止まらない場合には、上記の半値戻しの109.56を目指す動きとなることも十分考えられます。

本日はこの後8:30に本邦11月の消費者物価指数の発表があります。

ドル円一時110円台、株安と長期金利低迷で

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