ドル円小幅上昇 米中貿易戦争緩和期待で(12/12朝)

11日の海外市場でドル円は113円台前半を小幅上昇。値幅は海外時間を通じて45銭ほどと限られ、東京時間7:00現在は113.35-40レベルでの取引です。

ドル円小幅上昇 米中貿易戦争緩和期待で(12/12朝)

ドル円小幅上昇 米中貿易戦争緩和期待で

11日の海外市場でドル円は113円台前半を小幅上昇。値幅は海外時間を通じて45銭ほどと限られ、東京時間7:00現在は113.35-40レベルでの取引です。
昨晩は中国の劉副首相がムニューシン米財務長官、ライトハイザー通商代表らと電話会談したと中国側から発表があり、また、中国が米国からの輸入車への関税を40%から15%に引き下げる見込みとの報道もあって、米中間の貿易摩擦緩和への期待からドル円では円売りが優勢となりました。
一方英国ではメイ首相に対する不信任投票実施に必要な保守党議員48人の書簡が集まったとの報道にポンドが続落、ユーロも1.13近くまで値を下げるなど欧州通貨も頭の重い展開です。

ただ、為替市場では明日のECB理事会、来週19日のFOMCの結果報告を控え全般的には様子見気分が強くなっており、ドル円も膠着レンジ中央付近で明確な方向感は出ていません。
10月以降米株式市場が大きく下げた背景となった米景気の先行きに対する悲観的な見方にやや修正の動きが出ていることから、利上げはほぼ織り込み済みながら、今回のFOMCでの先行き見通し、議長記者会見には特に注目が集まります。
この後8;50から本邦10月の機械受注と11月の国内企業物価指数の発表があります。

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