米11月ISM製造業景況指数予想
本日、米ISM製造業景況指数(東京時間24時)が発表されます。今回11月分予想は下記となっています。この指数は先行指標であり、しかも製造業の景況感を表す数値ですので重要度が高く見られています。
尚、ユーロ圏PMI指数(東京時間18時)の改定値も本日発表されます。さらに同日、ドイツとフランスのPMI指数改定値も発表されます。
下のISM製造業景況指数とユーロ/ドルチャートを見てみましょう。
先行指標であるISM製造業景況指数から、ユーロ/ドルを約1年ずらして記載しています。
為替は2015年頃までISMの高低がそのままユーロ/ドルのドル高(ISM高)、ユーロ高(ISM低)に近い流れで推移していました。
2016年以降はユーロ圏PMI指数(青)の急回復で、ユーロが素直に買われており、2018年になって、欧州景気の先行き不安からユーロ売りで反応しています。
もし、このままユーロ圏PMI指数が50〜52で横這い続けると、再びISM製造業景況指数の動きに注目が移るかもしれません。その米国ISMは最近になって横這いが続いています。過去を見ても61〜62付近が最高ですので、これまでの米国利上げや継続姿勢をみると、60を越える勢いはなくなっており、逆に56〜57を割ってくる様だと、ドル買いが少なくなる可能性が高まります。
(12月3日14:00、1ユーロ=1.1350ドル)
米(灰色)ISM製造業指数、ユーロ(青)と日本(オレンジ)PMI製造業指数
(こげ茶:50、緑線より右側は今回の米国の予想値)
(ISMとPMI指数について)
全米供給管理協会(Institute for Supply Management)が算出する製造業の景況感を示す指標。数日後に発表されるISM非製造表景況指数と共に、米国景気の先行指標として注目されており、特にこの製造業景況指数の方は注目度が高くなっています。
全米300社以上の購買・管理責任者を対象に、各企業の受注・生産・価格など10項目に関するアンケート調査。0%〜100%までの間で公表され、50%が分岐点となり、上回ると景気拡大、下回ると景気後退を表す。
欧州PMI指数も基本的に同じでマークイット社が発表しています。米国のマークイット社PMI指数もほぼ同じ時期に発表されますが、重要度はISMが圧倒しています。
オーダー/ポジション状況
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