ドル円113円近辺 米長期金利上昇一服(10/10朝)

9日の海外市場でドル円は反落。序盤には113円台前半でもみ合いましたが、その後はじり安となり、東京時間7:00現在は113円を割り込んで112.97近辺で取引されています。

ドル円113円近辺 米長期金利上昇一服(10/10朝)

ドル円113円近辺 米長期金利上昇一服

9日の海外市場でドル円は反落。序盤には113円台前半でもみ合いましたが、その後はじり安となり、東京時間7:00現在は113円を割り込んで112.97近辺で取引されています。

IMFがG20を前に昨日公表した最新の世界経済見通しで、貿易摩擦のエスカレート等を理由に来年の世界経済成長予想を3ヵ月前の見通しから0.2%下方修正したことが市場のリスク選好の動きを鈍らせました。IMFの経済見通しの下方修正は2年ぶりのことです。
また、3日のパウエルFRB議長の「中立金利を上回る水準まで利上げを行う可能性」への言及以降上昇を続けてきた10年もの米国債金利が、昨晩一時3.26%をつけた後3.20%まで反落したことや、トランプ大統領に近いとされるヘイリー国連大使の突然の辞任報道もドルの頭を重くしました。尚、終盤にはトランプ大統領がFRBの利上げについて「私は好きではない」「あまり急ぐべきでない」などと発言しています。

ドル円は4日につけた114.55をピークに昨年11月高値114.73に到達することなく反落、一旦本日112.92にある21日移動平均線レベルまで後退した形となりました。
ドル売りに今のところ過熱感はありませんが、株式市場の軟調が長引いていることもあり、21日線を割り込むと直近安値110.38(9/7)からの上昇の半値戻し(112.46)、や61.8%戻し(111.97)レベルまでの下押しはありそうです。

本日この後8:50からは本邦8月の機械受注の、15:00からは9月の工作機械受注の発表がそれぞれ予定されています。

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ドル円日足

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