ドル円下落 対中貿易摩擦、新興国通貨安再燃(8/31朝)

30日の海外市場でドル円は東京時間の111円台後半からほぼ一方向に下落。

ドル円下落 対中貿易摩擦、新興国通貨安再燃(8/31朝)

ドル円下落 対中貿易摩擦、新興国通貨安再燃

30日の海外市場でドル円は東京時間の111円台後半からほぼ一方向に下落。NY終盤には一時111円を割り込み東京時間7:00時現在は111.00-05レベルでの取引です。

昨晩は、来週にもトランプ大統領が2,000億ドル相当の中国からの輸入製品に追加関税を課す意向との報道に市場のリスク選好が後退、米株が反落するとともにドル円では円買いが進みました。
更に今朝方にはトランプ大統領の「中国は自国通貨を切り下げようとしており、為替操作国に認定するか検討中」との発言報道もあり、ドル円の頭は一段と重くなっています。

昨晩はまた、トルコリラ、アルゼンチンペソ等新興国通貨が続落、アルゼンチンは政策金利を60%に引き上げる対抗措置を取りましたがアルゼンチンペソの下落は止まらず過去最安値を更新、市場のリスク回避姿勢を強めることとなっています。

ドル円は下落したものの、今のところレベル的には最近の膠着相場の中心値付近に戻ってきたのみでチャート上も日足の一目均衡表の雲の中心の21日移動平均線付近で推移しており、明確な円高傾向が出てきているというには時期尚早。
ただ、トルコ中銀の副総裁辞任や米人牧師拘束継続へのトランプ大統領の苛立ち、そしてトルコのイラン、ロシア等への接近とここ数日だけでも震源地のトルコ情勢は一段と緊迫化しており、新興国通貨安の再加速には十分な注意が必要です。

本日この後8:30に8月東京都区部の消費者物価指数、本邦7月の失業率、8:50鉱工業生産指数の発表があります。

ドル円下落 対中貿易摩擦、新興国通貨安再燃

ドル円日足

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