ドル円反落 FOMCは景気判断上方修正(8/2朝)

1日の海外市場でドル円は上値の重い展開となりました。

ドル円反落 FOMCは景気判断上方修正(8/2朝)

ドル円反落 FOMCは景気判断上方修正

1日の海外市場でドル円は上値の重い展開となりました。欧州序盤にドル円は112.15まで上昇したものの112円台の滞空時間は短く、その後はISM製造業指数の下振れ等経済指標の空振りに上値が次第に重くなり、未明には一時111.39まで下落する局面もありましたが、東京時間7:00現在は111.70近辺での取引です。

今朝3:00に結果が公表された今回のFOMCは、事前予想通りほぼ無風でしたが、声明文で景気判断を「力強い」(strong)と表現、前回の「底堅い」(solid)から上方修正されています。しかし、市場はほぼ同時刻に伝わった中国からの2,000億ドル相当の輸入品に対して従来の10%ではなく25%の関税引き上げを行うようトランプ大統領が支持したとの報道により反応し、対円ではドル売りとなりました。

一方で昨晩は米国債の需給見通しの緩和から米10年もの国債利回りは約一ヵ月半ぶりに3.0%台に乗せたこともあり、円以外の主要通貨に対してはドル強含み。
週末に雇用統計をひかえていることから、ここからの動きは限られたものとなる見込みですが、米中貿易摩擦が再びテーマとしての比重を増してきて、ややムードが変わりつつあります。

尚、今朝方は米国がトルコに対する制裁リストを準備しているとの報道にトルコリラが対円で史上最安値、対ドルでも5.0羽上回る水準に下落しています。

ドル円反落 FOMCは景気判断上方修正

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