ドル円111円挟みで小動き日銀会合控え(7/31朝)

週明けの海外市場でドル円は小動き終始。

ドル円111円挟みで小動き日銀会合控え(7/31朝)

ドル円111円挟みで小動き日銀会合控え

週明けの海外市場でドル円は小動き終始。米国に重要な経済指標の発表等が無かったこともあり、取引は110.92-111.15の狭いレンジにとどまり、動意らしい動意は見られませんでした。市場は本日の日銀政策決定会合とその後のFOMCを控え様子見気分が強くなっています。

日銀の政策決定会合が為替市場で材料視されるのは実に久しぶりのことです。
しかし、今回俄かに話題となっている日銀の長期金利上昇容認への政策変更の可能性は、米欧のような景気が上向いていることによるインフレ予防的な利上げではなく、物価目標達成までの期間の長期化が避けられない状況となっているため、低金利長期化による金融機関経営圧迫等の副作用を軽減する目的での長期金利上げ容認という、なんとも冴えない「政策変更」シナリオ。仮に「政策変更」が行われたとしても本当に金利上昇による円買いで正しいのかかなり疑問です。

一方で景気回復の遅れによる金利引き上げという、結果的に某国エルドアン大統領の主張するトンでも経済理論にもよく似た (追注:もちろん彼の場合は「インフレ抑制のための利下げ」なので真裏ですが)行動が最も確率高く引き起こしそうなのは株安。
本日に関しては、政策変更の有無の確認後も株式市場へのインパクトをよく見た上で動いたほうがよさそうです。

通常昼前後に公表される決定会合の結果発表に加え本日は「経済物価情勢の展望」(展望リポート)の発表もあります。また、15:30には黒田日銀総裁の記者会見が予定されています。

ドル円111円挟みで小動き日銀会合控え

ドル円日足

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