ドル円110円台前半で小動きFOMC結果待ち(6/13朝)

12日の海外市場でドル円は110円台前半で方向感無く推移しました。

ドル円110円台前半で小動きFOMC結果待ち(6/13朝)

ドル円110円台前半で小動きFOMC結果待ち

12日の海外市場でドル円は110円台前半で方向感無く推移しました。
注目された米朝首脳会談は予定外の共同声明に署名、朝鮮半島を非核化することなどが謳われましたが、体制の保証、国際的なステータス、軍事演習の中止と将来的な半島からの米軍撤収等北朝鮮に与えたものが多い割には具体的な成果が乏しく、今後の交渉の端緒を開いたに過ぎない内容といえるものでした。
為替市場は反応薄、その後発表された5月の消費者物価指数が前年比+2.8%と約6年ぶりの高水準であったこととも相殺され、特にドル売りともなりませんでした。
テクニカル的にはドル円は昨日米朝会談前の上昇で110.20レベルの200日移動平均線を上抜けており、やや上値リスクの高い状況。

市場の関心は日本時間明日未明に結果が公表されるFOMCとパウエル議長の記者会見にシフト。会合では0.25%の利上げがほぼ確実視される中で、昨晩のCPIを含む最近の好調な経済指標を背景に、今後の金融政策の舵取り、年内の利上げ回数等に注目が集まります。
その後も14日のECB理事会、波乱要因は少ないものの翌15日の日銀の政策発表等主要国の金融政策イベントが続くことから本日の東京時間は様子見となりそうです。

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