ドル円じり高、ダウ8連騰と長期金利上昇
14日の海外市場でドル円は109円台前半から109円台で一進一退を続けながらもじり高推移、東京時間7:00現在は109.70レベルでの取引です。
昨晩は材料難の中序盤はECB関係者の発言等を材料に対ドルでユーロ高が進みましたが、後にロス商務長官が「米中間の貿易に関する隔たりはなお大きく、6月1日までに合意しなければ鉄鋼への制裁関税を発動する」との発言もドル買いにつながった模様です。その後トランプ大統領が米国の制裁で苦境に陥った中国の通信機器メーカーを救済する意向を示したことから貿易摩擦懸念はやや後退しましたが、為替市場への影響は限定的でした。
昨晩は米株式市場も上昇、終盤に上げ幅を縮めたもののNYダウは一時25,000ドルに接近する場面もありました。終値ベースでは8連騰、68ドル高の24,899.41ドルで終了しています。一方で米長期金利も上昇し、10年もの国債利回りは再び3%台に乗せての取引と全般的に方向感が定まらない中で各市場が落ち着いた動きを見せた形となりました。
今週は全般的に材料難の中、本日から19日の予定で中国の劉副首相が訪米貿易問題を協議する予定となっており、進展が注目されます。
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