<< 東京市場の動き >>
17日の東京市場は、小幅にドル安・円高。値動き自体は30ポイントにも届かない小変動に留まったが、大引けにかけて107円台をしっかり割り込むなど、ドルの弱さが目についた。
ドル/円は107.10-15円で寄り付いたのち、日中高値の107.15-20円を記録したが、以降は小動きをたどるなかドルは冴えない値動きに終始した。10時過ぎに一度107円を割り込んだ際には、そののち何とか回復したものの、夕方にかけて再び107円割れ。しかし、2度目は戻せず、16時時点では106.90-95円で推移、欧米時間を迎えている。
一方、材料的に注視されていたもののひとつは、「中国絡み」と「日米首脳会談」に関するニュースなど。前者について幾つか例を挙げると、米WSJ紙「米、対中報復措置検討」、毎日新聞「日中経済対話、思惑一致」、朝鮮中央通信「北朝鮮委員長、中国芸術団の公演を鑑賞」−−などと報じられている。なお、本日は別途中国に関する経済指標の発表が相次いだが、内容はマチマチだった。
それに対し、後者は「トランプ政権が日米首脳会談の代表団を発表」したものの、その顔触れはボルトン大統領補佐官らのほか、ライトハイザー通商代表部(USTR)代表、クドロー国家経済会議(NEC)委員長が名を連ね、通商問題をめぐる協議を重視した布陣となっていたことを懸念する声も聞かれていた。
<< 欧米市場の見通し >>
マーケットで話題となっていた「米中貿易戦争」と「シリア情勢」は目先一服した感が強いなか、新たに17-18日に実施される「日米首脳会談」が波乱要因としてクローズアップされている。昨日、時事通信が「日米、首脳会談に通商政策代表を同席させる方針」と報じていたが、先にも指摘したように本日になり米国が発表した「代表団」をみると、米国が貿易赤字の縮小にかなり本気で取り組む姿勢がうかがえる顔ぶれと言えよう。少なくとも、協議が終わる18日までは、積極的に円を売りにくい状況が続く可能性もある。
いずれにしても、5日以来の相場は106.60-107.80円という1円強のボックスを形成しており、それを上下どちらに抜けていくのか、その方向性とタイミングに注意を払いたいところだ。
テクニカルに見た場合、昨日の日足は陰線引けで、本日の東京時間もドルは小安いが、先週末に超えてきた一目均衡表の先行帯の雲の下限が下支えとして寄与している感を否めない。ちなみに、本日は106.90円レベルに位置しているうえ、今後も緩やかな右肩下がり、来週末には106円前後までレベルを切り下げるだけに、このあとについても引き続きドルのサポートとして寄与する公算が取り沙汰されていた。
ただ、逆に日足が雲の下限をしっかり割り込めば、逆に抵抗としてドルの上値を抑制する可能性もある。
一方、材料的に見た場合、3月の鉱工業生産や同設備稼働率など幾つかの米経済指標が発表されるほか、クオールズFRB副議長による下院金融委員会での証言、ウィリアムズ・サンフランシスコ連銀総裁らによる講演も実施される見込みだ。また、ゴールドマンサックスをはじめとする米企業決算発表にも、注意を払いたい。
ただ、そうした要因よりも18日までの日程で実施される「日米首脳会談」には要注意か。なお、「貿易不均衡の是正や間接的な円高への圧力があると円高、懸念ほど圧力がなければ円安」−−に振れるとの見方が有力だ。
そんな本日欧米時間のドル/円予想レンジは、106.30-107.50円。ドル高・円安方向は、昨日NY高値の107.40円レベルが最初の抵抗で、抜ければ前回高値107.78円がターゲットとなろう。
対するドル安・円高方向は、一目の雲の下限が位置する106.90円レベルの攻防を注視。本日の東京時間には割り込めなかったが、しっかり下回ると、先週のドル安値である106.60円レベルが意識されそうだ。(了)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:上村 和弘
2018.04.17
ドル円 テーマはシリア空爆から貿易戦争へ(4/17)
4月16日の米経済指標はまちまち。ニューヨーク連銀行の4月製造業景況指数は15.8となり、3月の22.5から低下、市場予想の18.8を下回った。これはドル安要因だった。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。