ドル急落後回復、期待をやや下回る雇用統計で(4/6夜)

注目された米雇用統計はヘッドラインである非農業部門雇用者数が10.3万人と予想18.5万人、前月32.6万人を大幅に下回ったことから

ドル急落後回復、期待をやや下回る雇用統計で(4/6夜)

ドル急落後回復、期待をやや下回る雇用統計で

注目された米雇用統計はヘッドラインである非農業部門雇用者数が10.3万人と予想18.5万人、前月32.6万人を大幅に下回ったことからドルは瞬時に売られ、ドル円107.13、ユーロドルは1.2257までのドル安となりましたが、平均時給は予想通り前月比+0.3%と高水準であったこと、失業率も予想の4.0%には届かなかったものの4.1%と引き続き低水準を維持したことなどから短時間で元の水準を回復東京時間22:00現在はそれぞれ107.40、1.2225レベルでの取引です。

非農業部門雇用者数はやや弱かったものの、完全雇用に近づいている現状では特に違和感の無い範囲、平均時給は強く、全般的には問題のない水準の雇用統計と思われます。
まずまずの内容で雇用統計をクリアした市場はこのあと2:30からのパウエル議長の経済見通しに関する講演待ちです。


追記:4/7朝
パウエル議長の講演では中国製輸入品の課税が国内景気に及ぼす影響を懸念しつつも、基本的には経済全般につき楽観的なスタンスで、緩やかな利上げが適切との見解。
市場は雇用統計後ドルが持ち直したものの、その後は再び米中貿易戦争激化懸念が高まり、米株が下落、結局ドル売りが深まる形となりました。
NYダウは一時767ドル安まで下落した後、572ドル安の23,932.76ドルで終了。ドル円106.92、ユーロドル1.2281で大方の取引が終了しています。

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