ドル円:3月22日のファンダメンタル分析
金曜の為替市場は、FOMC後のドル売りに対して週末前の調整も入り動意は薄かったものの終日ドルの買い戻しが目立ちました。日経平均株価こそ上値が重たかったものの、海外の株価指数やWTI原油先物は底堅い動きを続け、周辺市場の動きもドル円を下支えした様子です。週明けの月曜は東京市場が休場ということもあって小動きとなりましたが、金曜からのドル買い戻しが継続しました。週末を挟んで地区連銀総裁の発言が多かったのですが、全般にタカ派よりの発言が目立ち、そうしたこともドル買いに作用したようです。ドル円は111円後半、ユーロドルは1.12台半ばと、それぞれドル高値圏での東京市場再開となります。
ドル円:3月22日のテクニカル分析
ドル円は、FOMC後の下げで年初来安値を更新したことである程度達成感が出たと考えられますが、長期的なターゲットとしては依然105〜106円という水準に変化は無く、現状は次の動きが出る前の踊り場にあると考えられます。必携平均株価も昨日の海外先物取引で水準を切り上げていて、3月期末を前にまだ油断はできないものの下げの不安は薄れてきています。ただ、逆にダウなど米国主要株価指数は高値圏での推移が続いていることから、海外株価の調整がきっかけとなって、株安、円高という動きには注意が必要です。日柄的には今週は、株安のリスクがあるため為替市場、特に円相場は注視しておく必要があります。本日のところは、まだこれまでの流れを続けやすく111.70レベルをサポートに、112.40レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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