ドル円雇用統計でやや伸びるも早々に失速(3/9夜)

注目された2月の米雇用統計は非農業部門雇用者数の増加が31.3万人と事前予想20.5万人を大幅に上回る結果となりました。

ドル円雇用統計でやや伸びるも早々に失速(3/9夜)

ドル円雇用統計でやや伸びるも早々に失速

注目された2月の米雇用統計は非農業部門雇用者数の増加が31.3万人と事前予想20.5万人を大幅に上回る結果となりました。失業率は4.1%で不変、一方で平均時給の伸びは+2.6%に留まり前月も下方修正されるなど全体的には強弱材料が混在する内容でした。
これを受けてドル円はやや上昇したものの107.05までで (訂正×107円を前に106.98までで 失礼しました。)反落、ユーロドルも一旦は乱高下するも値幅は限られ、結局は1.23を挟む動きが継続しています。

雇用統計は悪い内容ではなかったとは言えるものの、労働需給の逼迫が賃金の上昇に結びつかない昨年来の状況を再度浮き彫りにする形ともなりました。
発表後、米10年もの国債利回りも2.90%に上昇したものの、直ぐに3.0%を試す動きとはならず、ドルや金利市場がヘッドラインの良化からの上昇を一旦引っ込めた形となる中で、株式市場だけは結果を素直に好感して堅調に推移。NYダウは日本時間0:00時現在前日比180ドル以上上げて、25,000ドル台を回復しています。

シカゴ連銀のエバンス総裁は雇用統計発表後、「賃金の伸びがもう少し強ければよかったのだが」との感想をコメント、利上げペースについては「慎重であることは可能だと思う」「もう少し待ちたい」「年央まで待ってから複数回の利上げをすることも可能だ」などと述べており、今回の雇用統計の結果をうまく総括しています。

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