米株続落。ドル円108円台後半で推移(1/31朝)

30日の海外市場で前日に引き続き米株式が続落、高止まりする米長期金利を嫌気したこと、イベントを前に一旦利益確定の動きが広がったことから

米株続落。ドル円108円台後半で推移(1/31朝)

米株続落。ドル円108円台後半で推移

30日の海外市場で前日に引き続き米株式が続落、高止まりする米長期金利を嫌気したこと、イベントを前に一旦利益確定の動きが広がったことからNYダウは前日比362ドルの大幅安となりました。
海外時間序盤にはドル円は方向感無くやや軟調に推移し、一時108.42まで下落する場面もありましたが、ムニューシン財務長官がダボス会議での発言に関し「ドルを押し下げる意図は無かった」「長期的には強いドルを断然支持する」などと述べたことを材料にドルが買い戻され東京時間19:00現在は108.80レベルでの取引です。
また、昨晩はスペイン憲法裁判所の指示によりカタルーニャ州にプチデモン前州首相の信任投票が延期され同氏の再任がスペイン政府により阻止された形となり、独立派が選挙で勝利を収めた同州の更なる混乱が懸念されています。

市場は本日日本時間午前11:00頃からのトランプ大統領の一般教書演説待ち。事前に内容は伝えられていないものの、この一年間の株価の上昇や経済の拡大を最大限強調する内容となることは間違いなさそうです。一般教書演説が為替市場に影響を与えることは通常余りありませんが、二日大幅下落した米株式が演説後どのように反応していくかは注目されます。また、この後8:50からは本邦12月の鉱工業生産の発表があります。

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