3. ドル下落 税制改革の遅れ懸念(11/10朝)

ドル下落 税制改革の遅れ懸念(11/10朝)

9日の海外市場でドルは弱含みで推移しました。

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ドル下落 税制改革の遅れ懸念(11/10朝)

ドル下落 税制改革の遅れ懸念

9日の海外市場でドルは弱含みで推移しました。
米上院共和党は税制改革案を公表しましたが、法人税減税を2019年まで延期する内容であることが明らかになりました。失望感から米ドルは売られ、欧米の株価は下落しました。
一方下院歳入委員会は昨晩法人減税を即時に実施する内容の税制改革法案を可決、本会議で来週採決予定です。
ドル円は一時103.09まで下落した後、東京時間朝7:00現在は113.45レベルに戻して取引されています。

両院の法案は法人税の減税の実施時期以外にも、個人所得への最高税率、税率区分、などでも隔たりが大きく大統領提出前のすり合わせに時間を要するとみられることから年内実施の可否に不透明感が漂っています。

ドル円は東京時間には日経平均下落の円高で、海外時間は米税制改革不透明感のドル安で下落したものの、本格的なドル売りとはなっておらず、相変わらず方向感は出ないままです。
113円手前で反発したことで、為替市場ではドル売りも一段落したとの見方と、更なる調整が進むとの見方に分かれており、材料難が続く中で、引き続き税制改革法案年内成立に向けたトランプ大統領と米議会の動きに注目が集まりそうです。

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