ドル円 一時弱含むも方向感出ず(11/9朝)

昨晩の海外市場でドル円は「行って来い」の展開。

ドル円 一時弱含むも方向感出ず(11/9朝)

ドル円 一時弱含むも方向感出ず

昨晩の海外市場でドル円は「行って来い」の展開。全般的に新規材料に乏しい中で、東京時間から流れていた「米共和党執行部が法人減税を2019年まで先送りすることを検討している」との報道などを手がかりにニューヨーク時間序盤にはドルが売られ一時先月末来の113.40をつける場面もありましたが、その後は長期金利の反転などに値を戻し、東京時間朝7:00現在は昨日夕刻に近い113.90レベルでの取引です。

8日の訪韓でトランプ大統領は韓国国会で演説し「米国をみくびるな、米国を試すな」などと強い口調で北朝鮮をけん制しましたが、今回のアジア歴訪期間北朝鮮はほぼ沈黙を守っており、前日にはトランプ大統領も演説の中で対話の可能性を匂わせるなど、北朝鮮の地政学リスクはやや低下しています。
本日も米国ではあまり大きなイベントや経済指標の発表が無いこともあり、市場では税制改革法案、特に法人減税実施時期をめぐる動きに注目が集まっており、膠着感を強めるドル円の動きに影響を与えそうです。

今朝方発表されたニュージーランドの政策金利は市場予想通り1.75%で変更ありませんでしたが、中銀がインフレ目標の達成見通しと、次回の利上げの時期の予想を早めたことから、主要通貨に対しニュージーランドドルが上昇しています。

この後8:50に本邦9月の国際収支と機械受注の発表があり、同時刻に10月30、31日の日銀政策決定会合の「主な意見」も公表されます。また、10:30に10月の中国の消費者、生産者両物価指数の発表があります。中国訪問中のトランプ大統領は本日周国家主席と日中首脳会談を行います。

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