雇用統計前どこまで上値を伸ばせるか(2016年3月4日)

市場は今夜の米雇用統計を前に

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雇用統計前どこまで上値を伸ばせるか(2016年3月4日)

ドル円:3.月4日のファンダメンタル分析

東京市場では強い株価の動きを見ながら、ドル円、ユーロ円が上昇、前日の海外市場で円高方向に動いた調整も重なり、後場にはドル円は114.27レベルと前日安値から1円以上の上昇を見せました。海外市場に入ってからは主役がユーロドルへと移り、月曜海外市場以降の1.08台後半での膠着状態を上抜け、ストップオーダーを巻き込みながら上昇、NY市場に入り発表されたISM非製造業景況指数のうち、雇用が弱く本日の雇用統計を前にしてドル売りの動きとなりました。ユーロドルは1.0973レベルまで上伸、ドル円も113.30レベルと前日安値圏へと迫る動きを見せ、引けにかけてやや調整が入ってのクローズとなっています。

ドル円:3.月4日のテクニカル分析

ドル円は、火曜日の2円を超える円安の動きの後は、本日の雇用統計を前に上げても下げても調整を繰り返す方向感のはっきりしない展開を続けています。長期的には115円台半ばを下抜けて以降は円高トレンドが確定したものの、直近では111円レベルでダブルボトムを付けたチャートパターンから、中期的には円安への回帰(ただし、そのためにはネックラインとなる114.90レベルを明確に上抜けする必要あり)を考える向きも出ていて、短期的には上下を繰り返す展開になっていると言えます。本日の雇用統計が水曜ADP全国雇用者数のように強い数字が出るのか、あるいは昨夜のISM雇用のように弱い数字が出るのか、短期的な方向性は見えてきそうです。アノマリー的には雇用統計前後でドル円が高値を付けることも多く、個人的には強くても弱くてもドル売りになるのではないかと見ています。本日(雇用統計まで)はもみあいを続けるでしょうから、113.30レベルをサポートに、113.90レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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