ドル買い意欲の減退(2015年12月21日)

ドル買い意欲の減退

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ドル買い意欲の減退(2015年12月21日)

ドル円:12月21日のファンダメンタル分析

テーマ: ドル買い意欲の減退で、足元の方向性を要確認。原油安動向に要注意。

金曜の日銀金融政策決定会合は現状維持でノーマークだったところ、まず結果発表が遅いあたりから市場参加者の間では何かあるのかと勘繰り始めました。そこに出てきたのが補完措置という名前の小規模追加緩和、株式市場はETFの話に飛びつき日経平均も一時2万円の大台目前まで上昇、それに追随して為替市場も円安に振れ一時123円台半ばをつけました。しかし波乱はそこからで、日銀が今回あえて小規模な実質的追加緩和を行わざるを得なかったのかという手詰まり感と、金額ベースでは変化が無いという点に市場は失望し株価は急落、為替も円高に振れる展開となりました。海外市場に移ってからも株式市場は弱含み、ドル円も上値の重たい展開が続き海外勢にとってはクリスマス前のポジション調整が一巡したといった印象の週末クローズとなりました。

ドル円:12月21日のテクニカル分析

ポイント: 大崩れの後のNY引けに注目

ドル円は、もし日銀が何もしなかったらここまでの波乱は無かったように思いますが、結果としては株安と円高を招いてしまったことはもはや変えられませんし、チャートの形も上値は限定的で目先は戻り売りを考えざるを得ない形へと変化してきました。平均足は直近の上下に長い中立の足型を示しています。今週は水曜が東京休場、木曜は海外主要市場が短縮取引、金曜は東京を除いて休場と、実質的に今日明日が今週の取引日となります。全体的に取引が薄くなる傾向にあるため、ポジション管理には注意が必要です。本日も基本的には戻り売りを考えることとなりますので、121.50レベルをレジスタンスに、120.90レベルをサポートとする流れを見ておきます。

オーダー/ポジション状況

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