ドル円方向感なし、北朝鮮祝日で上値重く(10/10朝)

週明けの海外市場では日本の祝日に続き米国もコロンバスデイの祝日で外国為替市場が休場、薄商いの中112.50-75のレンジ内で小動きに終始しました。

ドル円方向感なし、北朝鮮祝日で上値重く(10/10朝)

ドル円方向感なし、北朝鮮祝日で上値重く(

週明けの海外市場では日本の祝日に続き米国もコロンバスデイの祝日で外国為替市場が休場、薄商いの中112.50-75のレンジ内で小動きに終始しました。
ドル円は前週末の雇用統計の後、平均時給の伸び、失業率の低下を材料に一時113円台半ばに上昇した後、ロシア発の北朝鮮が週末にもミサイル実験を強行するとの情報に112円台に反落、またしても113円台の維持に失敗した形です。
週末に北朝鮮に新たなミサイル実験棟の動きはありませんでしたが、本日北朝鮮は朝鮮労働党設立72年の記念日を迎え緊張が高まっており、ドル円は112円台で引き続き上値の重い状況が続きそうです。

トランプ大統領は週末から昨日にかけて「米国は25年間北朝鮮と合意を結び多額の金を払ってきたが インクも乾かぬうちに合意は侵害され、米国の交渉者を侮辱した。残念だがただひとつのことだけが機能する。」「過去25年間の米国の北朝鮮政策は機能しなかった。」等とのべており、8日に横須賀を出航した米空母ロナルド・レーガンに加え、米空母ルーズベルトを中心とする空母打撃群がサンディエゴを発ち西に向かったとの情報もあります。

一方週末にトルコのエルドアン大統領は、米国がアメリカ総領事館のトルコ人職員がギュレン教団とのつながりの容疑で4日に逮捕されたことを受け8日にトルコ国民へのビザ発給業務を停止したことに対し即座に報復、トルコアメリカはビザの双方発給停止の状態となりました。これを受けて昨日トルコリラは急落、対ドルで一時今年一月以来となる3.8533リラをつけ、対円でも30円を割り込む局面がありました。東京時間早朝もそれぞれ3.70近辺、30.40付近の安値圏での取引が続いています。

また、本日欧州時間にはスペインカタルーニャ州が州議会で先週の住民投票の結果を受けて独立を宣言する可能性があると見られており動向が注視されています。

この後8:50からは本邦8月の国際収支が発表され、9:30に日銀黒田総裁が支店長会議で挨拶、14:00には日銀が地域経済報告を内閣府が景気ウォッチャー調査をそれぞれ発表します。
また、本日衆議院選が公示され、22日に投開票が行われる予定です。

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