雇用統計NFP7年ぶりマイナス、ドルは上昇(10/6夜)

注目された米9月の雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が予想外3万3千人減少、予想の8万人の増加を大幅に下回る結果となりました。

雇用統計NFP7年ぶりマイナス、ドルは上昇(10/6夜)

雇用統計NFP7年ぶりマイナス、ドルは上昇

注目された米9月の雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が予想外に3万3千人減少、予想の8万人の増加を大幅に下回る結果となりました。
NFPがマイナスになるのは2010年9月以来、7年ぶりのことです。一方で失業率は4.2%と過去最低水準に低下、また、平均時給の伸びも予想の前年比+2.6%を大きく上回る+2.9%と強めの数字で出ており、市場は、労働省が雇用減を「ハリケーンで一時的に避難した人も含まれたため」と説明したこともあり、NFPマイナスはあくまで一時的なものとして瞬時に消化、発表後はドル買い優勢となりました。

ドル円は直近の高値113.26を上回り一時113.42まで上昇しましたがやや戻し東京時間22:30現在は113.30レベルで取引されています。ユーロドルも1.1670、ポンドドルは1.3036といずれも安値を更新する動きとなりましたが小康状態です。
尚、発表後、「CME FedWatch」による12月の利上げ確率は91%にまで上昇しています。

このところ113円台前半をことごとく維持できず終えてきたドル円ですが、他の通貨ペアに比べて明らかな出遅れ感もあり、直近高値更新により再度上値を試す展開も考えられます。
その際に113.50を明確に上抜けてきた場合にはドル買いが加速し、7月高値114.49を目指す流れもありそうです。とりあえず、今晩のところは、終値で113円台を維持できるかにまずは注目です。


追記:23:45頃ロシアの議員が週末に北朝鮮が長距離ミサイルを試射する可能性があると発言したことが伝わり、112.80レベルまで反落しています。

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