ドル円:3.月1 日のファンダメンタル分析
G20明けの東京市場では、株価は高寄りしたものの為替は事前に伝わっていた通り通貨安競争回避を確認したことで上値の重たいスタートを切りました。その後は株価、為替、双方が足を引っ張り合いながら、後場にはドル円は112円台後半へと朝方の水準から1円以上円高に。欧州市場では弱いユーロ圏の経済指標を背景に、ユーロが対ドル、対円で大幅安となり、NY市場の昼頃には1.0859レベル、122.46レベルの安値を付けました。株価はNY市場では買い戻しが先行したものの引けにかけて売られダウは金曜から続落、為替市場では円が対ドル、対ユーロで買いが強まる流れでの引けとなりました。
ドル円:3.月1日のテクニカル分析
ドル円は、上値は113円台が茶億実に重たくなってきて、2月11日と24日で形成している111円前後の2点底を維持できるのか微妙な状況となってきました。これまでは、円安の戻りを期待したダブルボトム形成のチャートパターンに注目する向きが多かったのですが、ユーロ円をはじめクロス円が円高方向への動きを加速させやすくなってきているため、中期的には2点底を3度目の正直で割り込み、110円割れ、そしてテクニカルなターゲットとなる105〜106円水準を試す場面が3月期末までに起きるリスクは高くなってきているといえます。本日も月初のフローが出てくる可能性はあるものの基本は戻り売り、112.90レベルをレジスタンスに、112.10レベルをサポートとする流れを見ておきます。
オーダー/ポジション状況
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