ドル乱高下、利上げに慎重なFRB関係者発言で(8/3朝)

昨晩の海外市場では地区連銀総裁の発言に一時ドル売りが強まり、対ユーロで一時1.1900を越えて取引されました。

ドル乱高下、利上げに慎重なFRB関係者発言で(8/3朝)

ドル乱高下、利上げに慎重なFRB関係者発言で

昨晩の海外市場では一部の米地区連銀総裁の金融引き締めへの慎重発言に一時ドル売りが強まり、対ユーロで一時1.1900を越えて取引されました。
ドル円は欧州序盤は米金利の上昇などを背景に上昇し、110.98と一時111円に迫る勢いでしたが、セントルイス連銀のブラード総裁は昨晩インタビューで「インフレ見通しを考慮すれば近い時期の更なる行動は支持しない」「追加利下げはインフレが2%に向かって上昇することを抑制するだろう」などと述べ、インフレ見通しの悪化により今後の金融政策の見通しに変化が総じているとの見解を示したことで反落し110円台前半まで下落、しかしその後は株価の上昇などを背景にドルが買い戻される展開となり、東京時間7:30現在は昨夕に近い水準の110.70レベルでの取引です。
NYダウは昨晩アップルの好決算などを材料に22,000ドルを初めて超え、終値でも22,016.24ドルで終了しています。

昨晩はFRB関係者の発言が相次ぎましたが前述のプラード総裁以外にもクリーブランド連銀のメスター総裁が足下のインフレ鈍化に過剰反応すべきでないとしつつも、インフレを引き起こすトリガーとなる失業率のポイントを引き下げたことや、必要に応じ引き締めを一時的に小休止することが可能との考えを明らかにしています。
一方でボストン連銀総裁、サンフランシスコ連銀総裁は昨晩9月のバランスシート縮小や年内再利上げに肯定的な発言をしています。

週末に雇用統計を控え為替市場は一方向には走りにくい状況でもあり、ユーロも反落して1.1850近辺でアジア時間を迎えるなど、結果的には方向感の定まらない動きとなった印象です。
ドル円は110円割れを短時間で回復し底堅さを確認したこともあり、このまま110円台を上下しながら週末雇用統計を迎える公算が大きそうですが、ユーロは連日高値を更新していてこちらは波乱含みです。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る