ドル円上昇後反落で結果小動き(17/7/28朝)

昨晩の海外市場でドルは利食いやポジション調整の動きに全般的に安値から買い戻される動きが出ましたが、ドル円は後場にかけて反落し、

ドル円上昇後反落で結果小動き(17/7/28朝)

ドル円上昇後反落で結果小動き

昨晩の海外市場でドルは利食いやポジション調整の動きに全般的に安値から買い戻される動きが出ましたが、ドル円は後場にかけて反落し、昨日の東京時間同様111円台前半の動きとなっています。
昨晩発表された6月の米耐久財受注は前月比+6.5%と事前予想の3.9%を大幅に上回りましたが、航空機の受注の影響が大きく、GDP算出に使用されるコア資本財の伸びは事前予想を下回りました。また、新規失業保険申請件数はやや悪化、市場は反応薄でした。
ドルは対ユーロを中心に買い戻され、ユーロは高値1.1777から反落、一時1.1650まで下押ししましたが、対円では買い戻しが続かず、東京時間7:00現在は昨日とあまり変わらない111.30レベルで戻ってきています。

昨晩はムニューシン税財務長官が議会証言を行い3%のGDP成長は実現する、インフラ計画を近くまとめる予定だなどと発言、また、為替操作国に対する対応は口先では不十分だとも述べたことから円がやや買い戻される局面もありました。

一方で企業決算の好調が続きNYダウは連日終値での最高値を更新しており、85.54ドル上昇して21,796.55ドルで終了しています。
FOMC後の対ユーロを中心とするドルの大幅下落の揺り戻しの中で、昨晩為替市場は中心的なテーマを見つけることができなかった印象です。ただ、ユーロドルも1.1650で一旦下げ止まった形となっており、本日のアジア時間はFOMC後の市場の変動も収束し、正常化に向かう見込みです。この後8:30からは6月の本邦消費者物価指数の発表があります。

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