ドル円 FOMC議事録で乱高下(17/7/6朝)

昨晩の海外市場でドル円は113円台前半を中心に上下に振れましたが結局昨日の東京時間から大きく変化の無い113円台前半でアジア時間に戻っています。

ドル円 FOMC議事録で乱高下(17/7/6朝)

ドル円 FOMC議事録で乱高下

昨晩の海外市場でドル円は113円台前半を中心に上下に振れましたが結局昨日の東京時間から大きく変化の無い113円台前半でアジア時間に戻っています。

昨晩欧州序盤に113円台後半まで上昇したドル円は、その後発表された米指標の中で耐久財受注は予想通りの-0.8%でしたが、製造業受注が予想を下回る-0.8%(事前予想は-0.5%)
であったことから113円台前半に反落。
注目されたFRBイエレン議長が年内の資産規模縮小開始の可能性に言及した6月のFOMC議事録では、資産規模の縮小の時期について2-3ヶ月以内に開始を表明するべきとする積極派の意見と年内遅い時期まで待ってインフレの見通しを精査することを主張する慎重論があり、出席者の間に見解に対立があることが明らかになり、開始時期は明示されていませんでした。

議事録の内容を受け、ドル円は一旦112.99のこの日の安値まで急落、すぐに113円台半ばまで買い戻される、やや値動きの荒い展開となりましたがその後は落ち着き、結局元の113円台前半の水準に戻っています。
NYダウは横ばいの1.10ドル安21,478.17ドルで終了しています。

FOMC議事録の内容は、インフレ率上昇の弱さに対する市場の懸念がFRB内部にもあることを市場に再確認させるものであり、為替市場は今後も米景気指標に一喜一憂する動きが続きそうです。

また、北朝鮮をめぐる地政学リスクの問題では、アメリカの強硬姿勢に対し中国ロシアが国連で追加の処置をとることに難色を示しており足並みに乱れが見られ、今後のトランプ大統領に対応に不透明感が増しています.
もっとも、北朝鮮リスクについては為替市場は一旦材料としては消化した形で、米祝日で短い週の最大テーマである週末の雇用統計に関心がシフトしつつあります。

ただ、本日もADP雇用統計、米貿易収支、ISM非製造業指数と米指標の発表が続き、FRB内部の気迷いも明らかになったことから、都度内容を吟味することとなりそうです。
また、日本とEUが経済連携協定で大枠合意の見通しとなり、本日欧州時間に共同記者会見が予定されています。

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