北朝鮮ミサイル実験失敗に米冷静対応(4月17日早朝)

週末かつてないほどに高まった北朝鮮と米国、および韓国、日本の緊張状態は北朝鮮の核実験回避と中距離ミサイルの打ち上げ失敗、

北朝鮮ミサイル実験失敗に米冷静対応(4月17日早朝)

北朝鮮ミサイル実験失敗に米冷静対応

週末かつてないほどに高まった北朝鮮と米国、および韓国、日本の緊張状態は北朝鮮の核実験回避と中距離ミサイルの打ち上げ失敗、それに対する米国の冷静な対応という形でいったんは落ち着きを取り戻しています。

北朝鮮は15日土曜日の金日成主席生誕105周年記念の式典で、軍事パレードで新型ミサイルとも見える装備を誇示しましたが、詳細は不明、式典では金正恩委員長の演説等も無く、また、最も懸念されていた核実験とは実施されませんでした。
一方で日本時間16日日曜日の早朝に北朝鮮は中距離弾道弾と見られるミサイルの発射実験を実行しましたが4-5秒後に爆発、実験は失敗したものと考えられています。
これに関して米国政府は式典前後に何らかの挑発行為を行うことは予想されており、意外感はないこと、実験自体が核にかかわるものではなく、かつ失敗していることを挙げ、過剰に反応しない方針を表明しています。

先週末の海外市場では主要市場が休場の中米国の3月の消費者物価指数が予想外のマイナスとなったことからドル円が下落、一時108.55の安値をつけています。
また、14日米国財務省は半期の一度の為替報告書を公表、中国の為替操作国認定を見送っています。

引き続き25日の朝鮮人民軍創設85周年までは北朝鮮をめぐる地政学リスクは緩まないものと思われます。
今回のミサイル実験に対する米国の対応は冷静なものでしたが、実験のタイミングが米ペンス副大統領の韓国訪問の数時間前と明らかな威嚇と捉えられており緊張関係は続いていますが、最も危険と見られていた週末を無事通過したことで、本日の東京市場では地政学リスクに対する認識が緩む可能性があります。

早朝アジア時間のドル円は一時108.93まで上昇しましたが。6:30現在は反落して108.70近辺で推移。
尚、日本時間の昨晩実施されたトルコの大統領権限の強化につながる改憲をめぐる国民投票で、エルドアン大統領は賛成派が多数であったとして「勝利」を宣言、朝方トルコリラは上昇しています。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る