再度下値を確認する動き(2017年3月28日海外)

昨日もドル/円、クロス円は下値を試す動きとなりました。

再度下値を確認する動き(2017年3月28日海外)

再度下値を確認する動き

昨日もドル/円、クロス円は下値を試す動きとなりました。
日米ともにいい材料がなく、欧州についても中期的な不安要素が強いためどの通貨を買っていいのかわからない状況です。
米国の株価はNYダウが2万ドルを維持できれば強い動きが継続する可能性があります。
債券から株への投資資金のシフトは簡単には変わらないという見方が強く、米国の株価が底堅い動きとなれば日経平均も底割れは防げそうです。
この流れはトランプ氏の大統領選後、大きな流れとして続いています。

ドル/円は、110円を維持できるかどうかが重要です。
ここを割り込むとテクニカル的には108.80円あたりが次のサポートとなってきます。
このレートは、昨年の英国のEU離脱後の安値と年末・年始の高値の半値押しのレートになります。
110.10−110.20程度で2度下値を固めることができればダブルボトムを形成する形になり、昨日の高値の110.85円あたりを超えてくれば下落リスクはおさまりそうです。

昨日発表の米国の指標は住宅価格指数、消費者信頼感指数ともに強い数字となったため過度な悲観論は続かないのではないでしょうか。
ユーロ/ドルの上昇は勢いがなくなりつつありますが4月、5月に予定されているフランス大統領選挙で国民戦線(右派)のルペン氏の可能性が低くなればユーロには追い風になりそうです。

ルペン氏はフランスのEU離脱だけでなく、通貨をフランに戻すというようなことも主張しています。
もし現実のものとなれば英国のEU離脱以上のショックになりそうですが現時点では難しそうです。
ユーロ/円は昨日高値の120.40円を超えると121円あたりまで上昇の可能性があります。

             ドル円日足

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