ドル円、米国株ともに小動きに終始(3月14日早朝)

14日の海外市場では、イベント待ちと新規材料難の中株、為替ともに小動きに終始しました。

ドル円、米国株ともに小動きに終始(3月14日早朝)

ドル円、米国株ともに小動きに終始

14日の海外市場では、イベント待ちと新規材料難の中株、為替ともに小動きに終始しました。
ドル円は114円台後半でのレンジ取引に終始、チャート上では厚みを増す一目均衡表の雲の中での取引が続きました。
昨夕一時2,55%台まで低下した米国債10年物利回りは、その後徐々に上昇し、終盤は2.625%まで上昇していますが、為替は反応せず、NYダウの終値は前日比21.50下げて20,881.48、FOMCを前に薄い商いの中方向感のない取引が続きました。CMEによるFOMCでの利上げの予想確率は既に95%に達しています。

オランダとトルコの対立は深刻化、ドイツのメルケル首相は全面的なオランダへの支持を表明しました。オランダでは15日に行われる下院議員選を前にトルコに対する強硬策を主張する極右自由党の勢力が増しており、与党自由民主党の支持率16%に対し、自由党は13%と差を縮めてきており、連立を組む政党が無いことから極右政党が政権を取る恐れはないとさているものの、結果が注目されます。

本日は11:00に中国の2月の小売売上高、鉱工業生産等の発表があり、いずれも前月からの改善が見込まれています。昨年初は全世界を景気後退に巻き込むのではないかとの懸念すらあった同国経済の不振は、今年に入って緩やかながら回復の兆しが見られ、世界の景気を下支えした形となっていますが、指標の変化には要注意です。

本日の東京市場も基本的にはイベント待ちの様子見気分の強い動きとなりそうです。

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