方向感の無い状況続く
昨晩の海外市場では、週末の雇用統計を控え様子見気分が強い状況が継続、ドル円は114円挟みの狭いレンジでの取引に終始しました。
発表された1月の米貿易収支では貿易赤字が5年ぶりの高水準となり、これを受けてロス商務長官が「やるべき仕事が多い、ドルが強すぎるのではなく他の通貨が弱い」などと述べていますが数字自体は事前予想通りだったこともあり、反応は限定的でした。
一方NYダウはトランプ大統領がツイッターで薬価引き下げに言及したことを嫌気して関連株の下げから頭の重い展開となり29.58ドル下げて、20,924.76ドルで終了しています。
3月に入り材料出尽くし感からドル円、日米株とも勢いを失った形となっており、NYダウは21,000ドルを維持できず、ドル円は114円近辺でほぼ横ばい推移ですがチャート上は一目均衡表の雲の収束とともに、雲を下に突き抜ける位置にいます。
週末の雇用統計も、市場での位置づけは14-15日のFOMCの利上げの確認のためのイベントにすぎず、既に利上げ確率が84%に達している3月FOMCで順当に0.25%の利上げが実施されれば、これを機により「本格的な」材料出尽くし感につながる可能性もあります。
この後8:50からは本邦一月の国際収支、昨年第四四半期のGDP確報値の発表があります。GDPは前期比年率で1.5%がコンセンサスとなっています。
オーダー/ポジション状況
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