米政策金利据え置き景気判断はやや前進(2月2日早朝)

1日の海外市場でドル円は一時113円を割り込みましたが基本的には113円台で方向感のない取引

米政策金利据え置き景気判断はやや前進(2月2日早朝)

FOMC政策金利据え置き景気判断はやや進める

1日の海外市場でドル円は一時113円を割り込みましたが基本的には113円台で方向感のない取引、NYダウはアップルの決算の好調等を材料に4営業日ぶりに反発し、26.85ドル高い19,890.94ドルで終了しています。

注目されたFOMCでは市場予想通り政策金利が据え置かれました。声明文では新たに「個人消費と企業のセンチメントに関する指標は改善した」との文言が入り景気判断を一歩進めたとの見方。一方で市場ではもう少し利上げに関して踏み込んだコメントが含まれるのではないかとの事前の期待が一部であったことから、内容的には中立、事前予想よりはややハト派よりと受け止める向きもあり、市場の反応は鈍い結果となりました。

また、昨晩はイギリスのメイ首相がトランプ大統領の難民、移民規制の大統領令に対して「分断を招くもので誤りである」とこれまで曖昧にしていた姿勢を明確にしました。

本日8:50に1月のマネタリーベースが、9:30からは豪州の貿易収支が発表されます。
次の焦点はあす夜の米雇用統計ですが、トランプ大統領の動きが予測しにくく、常にリスクを抱えて走る状況となっており、トランプ氏の動向が引き続き市場を支配する状況が続きそうです。

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