ドル円:1月24日のファンダメンタル分析
テーマ:トランプ劇場の開幕、市場は112台半ばへリスク・オフ。
トランプ米大統領は20日就任後、早々に活動開始です。
まずはTPP離脱を署名、NAFTA再交渉、2国間交渉を強調。 週明け23日の昨日は米社首脳を集めての会合を開き、「国内規制の75%以上の削減が可能」と説明すると同時に「海外へ拠点を移す企業へは極めて高額の(35%の輸入品を対象にした)国境税を課す」と強調。 米国第一主義を掲げるトランプ米大統領は、国内規制緩和と、国境税を使った貿易赤字の削減に動き出しました。
これに続き本日は、大手米自動車メーカー各社首脳と会合です。
対して市場の反応は、今朝早く112.55水準まで下押し。
トランプ米大統領の通商政策・保護貿易を懸念してのリスク・オフとされますが、これラは当初よりわかっていた事で、公約通りの事です。つまりこの調整の動きは、昨年11月以来のトランプ相場の調整期と想定します。
調整期間の目途は、先日も述べた通り
1. 今月下旬に予定される、一般教書演説
2. 来月下旬までに予定される、予算教書の提出
この後のこれら各教書までの時間と想定します。
ドル円:1月24日のテクニカル分析
ポイント:下値目途は109.93/94.
16日に述べた通り
下値目途は
1.113.40:ダブルトップのターゲット、既に達成。
2.112.00:今回の昨年11月の101.20から118.60までの上昇の38.2%下押し
3.109.94:同50%下押し
これに加えて
実勢値が日足の一目均衡表・先行スパン1と2の間、109.93と113.79の間に突入で、その意味から見ると
先行スパン2の109.93も下値目途です。
なので、この下押しの下値目途は、行っても110.00の水準、つまり上記の109.93/94が視野に入っています。
本日東京時間前から112.54まで下押しをしています。
足元114台を回復できない場合には、先ずは前回安値の112.55を目指す流れと見ます。
今日のレンジは、112.50~113.50と見ます。
オーダー/ポジション状況
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