東京市場のドルは157円を挟んだ小動き、クリスマス休暇入りで静かな地合いが継続(24/12/24)

【本日の東京市場】

東京時間（日本時間8時から15時）のドル・円は、海外投資家の多くがクリスマス休暇入りしたことで小動き推移に留まった。

昨晩の海外時間では、米国経済が良好で、連邦準備制度理事会（FRB）の利下げペース鈍化を織り込み長期金利上昇に伴うドル買いが続いた。その後、米11月新築住宅販売件数が予想を下回ったほか、米12月消費者信頼感指数が予想外に悪化したため伸び悩んだ。値幅はクリスマス休暇中でもあり30銭ほどに留まった。

東京時間では、欧米投資家の多くがクリスマス休暇入りしていることなどから目立った売買は観測されず、ドルは157円前後での推移となった。株式市場では、日経平均が39000円水準での小動きとなり売買材料とはならなかった。なお、加藤財務大臣が定例閣議の後に為替に対する発言を行ったが、先週末20日（金）とほぼ同じトーンだったことで材料視はされなかった。

ドル・円（日本時間8時―15時）
始値：157円15銭
高値：157円39銭
安値：156円89銭
終値：157円01銭　

ユーロ・円（日本時間8時―15時）
始値：163円48銭
高値：163円68銭
安値：163円03銭
終値：163円24銭

豪ドル・円（日本時間8時―15時）
始値： 98円09銭
高値： 98円22銭
安値： 97円76銭
終値： 98円00銭

ポンド・円（日本時間8時―15時）
始値：196円93銭
高値：197円16銭
安値：196円62銭
終値：196円87銭

日経平均（日本時間9時―15時30分）
始値：39210円23銭
高値：39245円75銭
安値：38995円76銭
終値：39036円85銭（前日比−124円49銭）

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

24時00分、米、12月リッチモンド連銀製造業指数、前回：−14、市場予想：−11

英国、フランス、オセアニア、香港市場はクリスマス休暇前で短縮取引
米株式、債券市場はクリスマス休暇前で短縮取引
※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

本日の海外時間も、12月リッチモンド連銀製造業指数以外、目立った経済指標の発表がないほか、株式、債券市場はクリスマス休暇前で短縮取引となることから、積極的な売買は手控えられよう。昨晩の海外時間同様、数十銭ほどの小動きとなる公算が大きい。

ロンドン市場、NY市場にて参加者が減少することから方向感には乏しくなろう。薄商いのため、上下に振れるリスクはあるが、基本小動きの展開を想定。157円を挟んだもみ合いとなり、東京時間の上下のレンジ内推移となりそうだ。

日足の一目均衡表では、雲上限を上回っており、徐々に切り上がっていく雲上限をサポートとした堅調推移が期待できよう。11月15日の戻り高値156円76銭を明確に上回ったことから反発基調は強いと考える。遅行スパンも明確に実線を上回ったことからテクニカル面は良好だ。

今晩の海外時間も引き続き小動き推移の展開を想定する。上値メドは157円40銭、下値メドは156円60銭とする。