原油安でリスク選好弱まり、ドル下落(1月10日早朝)

9日の海外市場では原油先物価格の下落に、リスク選好が弱まり、株安、ドル安、債券高の展開となりました。

原油安でリスク選好弱まり、ドル下落(1月10日早朝)

原油安でリスク選好弱まるドル下落ダウ反落

イラク協定破りの疑いと米増産体制で原油下落

9日の海外市場では原油先物価格の下落に、リスク選好が弱まり、株安、ドル安、債券高の展開となりました。NYダウは76ドル安の19,887.38ドルと反落、アジア時間に117円台半ばまで上昇していたドル円は116円割れし、115円台後半での取引です。

原油先物価格は2ドル以上下げて51.80ドル近辺での取引。
イラク南部からの12月の原油輸出が過去最高の水準となったことから、もともと減産協定に後ろ向きの姿勢を示していたイラクの協定破りとOPEC合意の破たんへの懸念が広がったこと、また、協定外のアメリカでの原油採掘数が上昇しており、減産分を埋めるとの見方が出たことによるものです。

FTSEはまた史上最高値更新

昨晩はアトランタ連銀総裁、ボストン連銀総裁が講演し、米経済の緩やかな成長に合わせた漸進的な利上げを支持、今年それぞれ2回、3回の利上げを予想しています。

尚、欧米の株価が反落する中英国のFTSE100だけは昨晩も史上最高値を更新しています。メイ首相がEU単一市場アクセスを断念してでも移民流入の管理と立法権の回復を優先すると述べたことからポンドは昨年10月来の安値となっており、これが逆に株価を支えた形です。

ドル円、日本株軟調推移か、中国CPI、PPIに注目

連休明けの本日の東京市場では欧米市場でのリスク選好の弱まりを受けドル円、株ともに軟調な展開が予想されます。
この後7:30に豪州消費者信頼感指数の発表、9:30が同小売売上高
10:30には中国の12月の消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)が公表され、CPIは前回2.3%よりやや弱い前年比2.2%、PPIは前回3.3%より大幅に改善して、4.6%に上昇することが市場で予想されており、注目されます。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る