ドル円、実需とみられるドル買い加わり、一時156円台後半に続伸 (11/15午前)

15日午前の東京市場で、ドル円は再び直近高値を更新。

ドル円、実需とみられるドル買い加わり、一時156円台後半に続伸 (11/15午前)

ドル円、実需とみられるドル買い加わり、一時156円台後半に続伸

15日午前の東京市場で、ドル円は再び直近高値を更新。朝方、156.30レベルで取引の始まったドル円は、実需とみられるドル買いに仲値公表にかけて上昇し、10時前に高値156.75をつけました。その後は時間外の米長期金利の動きに合わせて156円半ばを挟んでのもみ合いとなり、東京時間正午現在は156.39での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が下落したことから、序盤頭の重い展開となりましたが、円安進行を好感して輸出関連銘柄を中心に次第に買いが優勢となり、上げ幅は一時500円を超えました。朝方発表された本邦7−9月期のGDPが事前予想を上回った一方で、GDPデフレーターは前回、予想を下回る結果となったことも株価を後押ししました。終盤はやや戻し、日経平均午前の終値は前日比306円高でした。

昨晩海外市場では、ドル円は米国時間にかけ156円を挟んでのもみ合いとなりました。発表された米9月PPIは予想以上の上昇となりましたが、発表時為替は反応薄。しかし、未明にFRBパウエル議長が講演で「経済は利下げを急ぐ必要性についていかなるシグナルも発していない」などと発言したことで再び上昇に転じ、156.42の高値をつけた後、156.28でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、午前中上昇するも、9/16の年初来安値139.58を起点とした上昇チャネルの上限(本日156.77レベル)に頭を抑えられた形です。この水準は年初来高値161.95からの下落の76.4%戻し156.67も近く、週末終値ベースでの位置関係に注目です。

ドル円、実需とみられるドル買い加わり、一時156円台後半に続伸

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