ドル円154円乗せ、米大統領選の開票始まり荒い値動き (11/6午前)

6日午前の東京市場でドル円は乱高下。

ドル円154円乗せ、米大統領選の開票始まり荒い値動き (11/6午前)

ドル円154円乗せ、米大統領選の開票始まり荒い値動き

6日午前の東京市場でドル円は乱高下。昨晩米市場で米大統領選前のポジション調整によるトランプトレードの巻き戻しにドル売り円買いが強まった流れを受け、朝方151.54レベルで取引の始まったドル円は、序盤は151円台でもみ合いました。しかし、大統領選の開票が始まり、9時半過ぎに初期段階ではトランプ候補優勢との見方が広がると、時間外の米長期金利が急上昇。ドル円も151.30の安値から急伸して、東京時間正午過ぎには154.33の高値をつけています。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が上昇した流れを受け、買いが先行。その後も上記のトランプ候補優位観測に時間外の米株先物上昇、ドル円の急伸等に上昇が続き、866円の大幅高で午前の取引を終了しています。

テクニカルにはドル円は、本日序盤200日移動平均線(本日151.60付近)を割り込む動きを見せたものの、21日線(同151.27付近を上昇中)をバックに踏みとどまり、その後の急伸で200日線、転換線を逆に上抜けて、更に年初来高値161.95からの下落の61.8%戻し153.41、10/28高値153.88も上抜けており、大きくドル買い地合いに傾いています。このままトランプ大統領誕生となれば、上記フィボナッチ76.4%戻し156.67を目指す動きとなりそうです。

但し、日本時間午前中の段階では、もともと共和党優位の州の開票のほうが進んでいることも、トランプ優勢とみられている要因の一つと考えられ、また、激戦州と呼ばれる州ではまだ確定が出ていないこともあり、開票が進むにつれ優位が崩れる可能性も否定できず、午後も波乱含みです。

ドル円154円乗せ、米大統領選の開票始まり荒い値動き

ドル円日足

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