ドル円152円台前半、米雇用統計等イベントまだ続き、不安定な値動き
1日午前の東京市場でドル円は小幅反発。朝方、152.03レベルで取引の始まったドル円は、序盤151.79まで下値を広げたものの、152円を挟んでもみ合った後上昇に転じ、152.35の高値をつけた後、東京時間正午現在は152.32での取引です。
日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が大幅下落したことを受け、売りが先行。米市場ではナスダック総合指数の下落率が大きかったことから、東京市場でも値がさの情報技術系銘柄の下げがきつく、日経平均を押し下げる形となり、下げ幅は一時900円を超えました。その後はやや買い戻されるも戻りは弱く、884円安で午前の取引を終了しています。
昨晩海外市場では、日銀植田総裁が、政策決定会合後の記者会見で、引き続き、経済回復基調をにらんでの利上げ実施を既定路線とする発言をしたことで、日米政局不透明感等から消極的姿勢を期待した一部の市場参加者がはしごを外された形となり、ドル円は欧州序盤にかけ151.92まで下落しました。その後はコアPCE等の米経済指標の好調に米国時間に一時153円台を回復したものの、終盤はシカゴ購買部協会景気指数の悪化で再度下落。152円を挟んでの取引となり、152.04でアジア時間につないでいます。
テクニカルにはドル円は、昨晩の下落で9/30からの比較的急な上昇トレンドを下抜け、本日は152.19レベルで転換線に追いつかれつつあります。今晩の米雇用統計はじめ来週にかけてまだ重要イベントが続くため、調整主体の動きが継続するものと思われますが、本日151.54レベルに位置する200日移動平均線を割り込んだ場合には、地合いがさらに悪化する可能性があり注意が必要です。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
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