3. ドル円　テクニカル週報（2024年10月第4週）

ドル円　テクニカル週報（2024年10月第4週）

直近の週足は実体の確りとした陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持しています。

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ドル円　テクニカル週報（2024年10月第4週）

上値余地を探る動き。150円割れで終えた場合は短期トレンドが変化

直近の日足は小陽線で続落を食い止めており、上値トライの可能性に繋げていますが、上昇エネルギー強いものではないので大幅続伸にも繋がり難いと見られます。但し、152.70-80，153.10-20にやや強い上値抵抗がありますが、全てクリアして153円台に乗せて終えれば上値余地がさらに拡がり易くなり154〜155円台にある中期的な上値抵抗をトライする動きへ。一方で、7/3に付けた直近高値161.95と9/16に付けた139.58の安値との61.8％戻しが153.40近辺となり、これ以上はオーバーシュートの可能性も高いと見られます。短期トレンドは“ドル強気”の流れにありますが、151円を割り込んで終えた場合は3手前の陽線の値幅を切り崩して下値リスクが点灯、150円割れで終えた場合は短期トレンドが変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。この場合は145〜146円方向への一段の下落リスクが生じます。

上値余地を探る動き。150円割れで終えた場合は短期トレンドが変化

日足の上値抵抗は、152.70-80，153.10-20，154.00-10，155.10-20に、下値抵抗は、151.80-90，
151.10-20，150.20-30，149.60-70にあります。21日移動平均線は、148.66にあり、短期トレンドは“ドル強気”の流れにあります。また、120日、200日線も151.58と151.42にあり、下値を支えていますが、151円を割り込んで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。

一方、直近の週足は実体の確りとした陽線引けとなり、下値を切り上げる流れを維持しています。142.30-40にあった週足の上値抵抗を実体ベースで上抜けきれていませんが、今週はこの上値抵抗が142.40-50にあり、これを実体ベースで上抜けて越週すれば強い抵抗を上抜けた反動で144.50〜145.50ゾーンにある一段と強い抵抗をトライする動きが強まり易くなります。逆に、149.00-10に週足ベースで見た強い下値抵抗がありますが、149円台を割り込んで越週した場合は、短期トレンドが変化して下落余地が拡がり易くなります。この場合でも146.10-20に週足ベースで見た強い下値抵抗があり、ここまでは調整下げの範囲内となります。

また、これを下抜けた場合でも144.00-10，142.00-10に週足の抵抗が控えていること、2021年1月に付けた102.59を基点とする長期的なサポートラインが140.00絡みに位置しており、140円を割り込んで越週しない限り、反発に転ずる可能性を残します。

今週の週足ベースで見た上値抵抗は152.40-50，154.00-10，155.70-80に、下値抵抗は151.80-90，
151.00-10，150.20-30，149.00-10にあります。31週移動平均線は152.02にあり、若干上抜けていますが、“ダマシ”の範囲内です。また、62週線は149.94にあり、短期トレンドをサポート中ですが、149円を割り込んで越週した場合は先週付けた153円台で戻り天井を確認した可能性が高くなり、下落余地がさらに拡がり易くなります。

上値余地を探る動き。150円割れで終えた場合は短期トレンドが変化 2枚目の画像

上値は、152.70-80，153.10-20にやや強い抵抗が出来ていますが、全てクリアして終えた場合は、
153.40-50，153.90-00，154.20-30，154.60-70，155.10-20にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。下値は、151.80-90，151.50-60，151.10-20にやや強い抵抗が出来ていますが、全て切り崩して151円を割り込んで終えた場合は、日足の形状が悪化して下値余地が若干拡がり易くなります。さらに150.50-60，150.20-30，149.50-60の抵抗を全て下抜けるか、150円を割り込んで終えた場合は、短期トレンドが変化、149円台を割り込んで越週するか値動きの中で148.00割れを見た場合は、調整下げ局面入りの可能性が高くなり、145〜146円台の下値抵抗の強さを確認する動きへ。ここまでの押しは調整下げの範囲内となり、反発に転ずる可能性を残します。可能性がまだ低いものの、144円も割り込んで終えた場合は、新たな下落リスクが生じて9月に付けた139円台が底値であったかどうかを確かめる動きに繋がり易くなります。

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