東京市場のドルは149円台半ばでのもみ合い、150円水準でのストップロスに注意(24/10/15)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株が上昇したものの、リスク先行のドル買いは一服したことで、149円台半ばでのもみ合いとなった。

東京市場のドルは149円台半ばでのもみ合い、150円水準でのストップロスに注意(24/10/15)

東京市場のドルは149円台半ばでのもみ合い、150円水準でのストップロスに注意

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株が上昇したものの、リスク先行のドル買いは一服したことで、149円台半ばでのもみ合いとなった。

昨晩の海外時間は、米市場がコロンバス・デーに伴う休場のため商いは閑散。米連邦準備制度理事会(FRB)の小幅利下げ観測を受けたドル買いや、中国の財政支援策を期待したリスク選好の円売りも加わり149円90銭台までドルは上昇した。

東京時間では、ドル買いは一服となり149円台半ばでのもみ合いとなった。株式市場では、日経平均が7月19日以来となる40000円台をつけたが、リスク先行の円売りなどの売買は手控えられた。なお、13時30分に発表された8月鉱工業生産指数(確報値)は前年比−4.9%と市場予想及び前月と同じ水準に留まったことで影響は限定的となった。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:149円75銭
高値:149円84銭
安値:149円44銭
終値:149円64銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:163円34銭
高値:163円44銭
安値:162円74銭
終値:162円99銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値: 100円71銭
高値: 100円77銭
安値: 100円19銭
終値: 100円39銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:195円61銭
高値:195円74銭
安値:194円92銭
終値:195円22銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:40047円15銭
高値:40257円34銭
安値:39910円55銭
終値:39910円55銭(前日比+304円75銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

18時00分、欧、10月独ZEW景況感指数、前回:3.6、市場予想:9.9
18時00分、欧、10月ユーロ圏ZEW景況感指数、前回:9.3
18時00分、欧、8月ユーロ圏鉱工業生産指数(前月比)、前回:−0.3%、市場予想:1.7%
21時30分、米、10月NY連銀製造業景気指数、前回:11.5、市場予想:3.4
24時30分、米、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁がイベントにて講演
26時00分、米、クーグラーFRB理事がイベントにて講演

※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

本日の海外時間は、149円台でのもみ合いとなりそうだ。昨晩の海外時間及び東京時間では150円台回復とはならなかったことから、いったんはドル買い一服の展開を想定する。

ドル・インデックスは8月15日以来の103.0水準まで上昇しており、ドル強気の地合いは継続。日米10年債の利回り差は、7月下旬の水準である3.15%台まで拡大しており、ドル上昇の原動力となっている。7月下旬のドル・円は153−4円水準だったことからまだ上昇余地はあるとの見方もある。ただ、7月下旬の投機筋のポジションは大幅な円売りポジション(CFTC公表で10万枚)だったことで、今の円買いポジション(同3万枚ほど)がたまっている状況とは投機筋の動きは大きく異なる。

今後、11月5日の米大統領選を前にポジション解消の流れが強まり、投機筋が円買いポジションをアンワインド(解消)する可能性は十分考えられる。その場合、一段のドル高円安が進み、150円台乗せが見えてくるだろう。150円水準ではストップロスも積み上がっているとの声も聞かれることから、仮に150円台に乗せた場合、1−2円値が飛ぶ可能性も意識しておきたい。

日足の一目均衡表では雲に突入しており、75日移動平均線を上回った。ストップロス等が入った場合、一気に雲上限が位置する151円84銭水準到達は意識されそうだ。今晩の海外時間は、ドル買い一服の地合いを想定するが、150円台に乗せたときの展開は念のため頭に入れておきたい。上値メドは151円00銭、下値メドは148円80銭とする。

東京市場のドルは149円台半ばでのもみ合い、150円水準でのストップロスに注意

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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