ドル円 テクニカル週報(2024年10月第2週)

直近の日足は小陽線で終え、前日の陰線を切り返しています。

ドル円 テクニカル週報(2024年10月第2週)

上値余地を探る動きが継続。147.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯

直近の日足は小陽線で終え、前日の陰線を切り返しています。上昇エネルギーの強いものではなく、また
149円台の抵抗を上抜けきれずに終えていますが、短期トレンドの崩れが認められないので、急反落にも繋がり難く、基調はドルの上値余地を探る動きが継続すると見られます。149.30-40,149.70-80に強い上値抵抗が控えていますが、全てクリアして150円台に乗せて終えれば、上値余地がさらに1〜2円程度拡がり易くなります。但し151円台後半に中期的な上値抵抗が控えており、これを一気に上抜けるにも無理がありそうです。逆に、上値トライに失敗して147.50以下で終えるか、値動きの中で147.20-30の抵抗を下抜けた場合は下値リスク点灯、146.90-00の抵抗を下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して、調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合でも144〜145円ゾーンに強い下値抵抗が控えており、調整下げに留まるなら144円を大きく割り込まない可能性も高くなります。

上値余地を探る動きが継続。147.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯

日足の上値抵抗は、前述の149.30-40,149.70-80と150.00-10,150.90-00,151.90-00に、下値抵抗は148.50-60,148.10-20,147.20-30,146.90-00にあります。21日移動平均線は144.94に位置しており、短期トレンドは“ドル強気”の流れにありますが、120日、200日線は151.94と151.19に位置しており上値を抑え込んでおり、中期トレンドは弱い状態にあります。

一方直近の週足を見ると、実体が小さく下ヒゲのやや長い陽線で終え、小幅続伸して越週しました。前週の大陽線が短期トレンドに変化を生じさせていることや、直近の陽線が下値トライに失敗した形となったことから、上値トライの動きが強まると見られますが、単体では上昇エネルギーの強いものではないことや、2023年1月に付けた127.23を基点とする中・長期的なサポートラインを下抜けた位置で推移しており、このトレンドラインが今週は151円台後半に位置していることから、続伸した場合でもこれを大きく上抜けられない可能性も高いと見られます。短期トレンドが変化して日が浅いことから、今週も上値トライの動きが強まることが予想されますが、強い上値抵抗にぶつかる可能性にも注意が必要でしょう。
短期トレンドは147.50を割り込んで終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。この場合でも144円を割り込んで終えない限り、調整下げの範囲内となります。また、140円を割り込んで越週しない限り、“ドル弱気”に変化しません。

上値余地を探る動きが継続。147.50以下で終えた場合は下値リスクが点灯 2枚目の画像

今週の週足ベースで見た上値抵抗は149.80-90,150.80-90,151.70-80,153.10-20に、下値抵抗は
148.00-10,147.10-20,146.20-30,144.00-10にあります。31週、62週移動平均線は151.98と
149.75に位置しており、中期トレンドは、“ドル弱気”の流れに変わりありません。

上値は、149.30-40、149.70-80,150.00-10に強い抵抗がありますが、全てクリアして150円台に乗せて終えれば上値余地がさらに拡がり易くなり、150.40-50,150.80-90,151.10-20,151.40-50,151.80-90,152.30-40にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。これ以上はあれば一旦売り場と見ています。下値は、148.70-80に軽い抵抗が、148.50-60,148.10-20に強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、この下の147.50-60を割り込んで終えるか,147.20-30を下抜けた場合は下値リスクが点灯、146.90-00の抵抗も下抜けて終えた場合は、短期トレンドが変化して調整下げ局面入りの可能性が高くなります。この場合は146.20-30の抵抗を切り崩しつつ144〜145円台の足元を固め直す動きへ。

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