東京市場のドルは146円台前半で推移、8月ISM製造業発表後は買戻し優勢か(24/9/3)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、ドル買い一服のなか、株式市場も方向感に乏しかったことで、じりじりとドルは下落し一時146円14銭まで売られた。

東京市場のドルは146円台前半で推移、8月ISM製造業発表後は買戻し優勢か(24/9/3)

東京市場のドルは146円台前半で推移、8月ISM製造業発表後は買戻し優勢か

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、ドル買い一服のなか、株式市場も方向感に乏しかったことで、じりじりとドルは下落し一時146円14銭まで売られた。

昨晩の海外時間では、米国が「レーバーデー」の祝日のため、主要通貨の為替取引は動意薄の状態が続くなか、ドルはやや底堅い動きを保った。ドル・円は下げ渋り。一時147円18銭まで買われた後、146円81銭まで下落したが、参加者が少ないこともあり146円90銭台でのもみ合いとなった。

東京時間では、日経平均の上値が重くなるなど日本株の方向感が乏しくなったことでリスクオンのドル買いは入らず。朝方の147円21銭をピークにドルはじりじりと下落し、146円14円と前日の東京時間15時頃と同じ水準まで売られた。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:146円95銭
高値:147円21銭
安値:146円14銭
終値:146円32銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:162円62銭
高値:162円80銭
安値:161円58銭
終値:161円81銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値: 99円73銭
高値: 99円84銭
安値: 98円50銭
終値: 98円62銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:193円08銭
高値:193円37銭
安値:191円77銭
終値:192円01銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:38745円76銭
高値:38967円56銭
安値:38581円55銭
終値:38686円31銭(前日比−14円56銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

21時45分、英、ブリーデン英中銀副総裁が会議に出席
22時45分、米、8月製造業PMI(確報値)、前回:48.0、市場予想:48.1
23時00分、米、8月ISM製造業景気指数、前回:46.8、市場予想:47.5
25時45分、欧、ナーゲル独連銀総裁が討論会に参加

※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

本日の海外時間は、8月製造業PMI(確報値)とISM製造業景気指数に関心が向かおう。特に、8月1日に発表された7月の製造業景気指数は46.8と前月の48.5から低下し、市場予想の48.8を大幅に下回ったことがネガティブなインパクトを誘い、5日の141円台までの円高ドル安の要因となったことから、一カ月前のネガティブなイメージを持つ投資家も多く、東京時間では警戒する動きが優勢となったもよう。

今回の市場予想は47.5と7月実績の46.8を上回っており、前月比での改善が見込まれている。8月1日と同じような「市場予想の大幅下振れ→景気減速懸念の高まり→ドル売り」という流れには一応警戒だが、既に1カ月前に経験し市場関係者の頭にイメージがあること、9月17−18日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが実施されることが織り込まれていることなどから過度な値動きは発生しないと考える。むしろ、発表後は過度な警戒感が払しょくされて買戻しが優勢となる可能性もあろう。

日足の一目均衡表では、転換線、基準線が横ばい推移となり落ち着きつつある。転換線は足元の上値抵抗だった20日移動平均線を上回ったことなどから、目先、基準線が位置する148円50銭水準までの反発は期待したい。来週には雲が一気に切り下がってくることから景色も大幅に変わろう。

今晩の海外時間では、米経済指標を睨みつつも146円水準で下げ渋った後、買戻しが進むと想定。上値メドは146円70銭、下値メドは145円60銭とする。

東京市場のドルは146円台前半で推移、8月ISM製造業発表後は買戻し優勢か

ドル円日足

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