ドル円144円台後半、米3連休前にイベント控え、様子見気分強い (8/30午前)

30日午前の東京市場でドル円は上値の重い展開。

ドル円144円台後半、米3連休前にイベント控え、様子見気分強い (8/30午前)

ドル円144円台後半、米3連休前にイベント控え、様子見気分強い

30日午前の東京市場でドル円は上値の重い展開。朝方、144.99レベルで取引の始まったドル円は、序盤145円を挟んでもみ合いましたが、次第に戻りが弱まって一時144.66の安値をつけ、東京時間正午現在は144.76レベルでの取引です。

日経平均株価は、序盤は前日終値付近でもみ合いましたが、前日の米市場でNYダウが史上最高値を更新したこと等を受けて次第に買いが優勢に。エヌビディア決算の株式市場全体への影響が軽微だったことから情報技術系銘柄も盛り返し、その後は上げ基調に転じました。円高進行一服も好感され、結局222円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された米2QGDP改定値が上方修正されたことから米長期金利が急上昇。ドル円も発表前の144円台半ばから高値145.55まで急上昇しました。ただ、145円台はやはり売りが強く、その後144円台後半に反落。やや持ち直し、144.99でアジア時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨晩の上昇で7月15日からの中期下降トレンドラインを上抜けています。未だ、転換線(本日145.40レベル)や21日線(同145.92)には頭を抑えられており、上昇に転じたとは言えませんが、ドル売り地合いが和らいでいます。
今晩はFRBの注目する米7月コアPCEの発表が予定されています。市場予想は前年比で+2.7%と前回+2.6%からやや上昇。ただ、余程予想外の結果とならない限りは、金融政策の方向性は揺るがず、市場への影響は限定的と思われます。ただ、来週初米市場はレイバーデーで休場となることから、3連休前の調整等もあり多少の波乱はあり得るものと思われます。

ドル円144円台後半、米3連休前にイベント控え、様子見気分強い

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