東京市場のドルは146円台まで戻す、乱高下の余韻残りボラタイルな地合いは継続(24/8/6)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日経平均の大幅反発などを受けてリスク回避の円買いが一服、ドルは買戻し優勢の地合いとなった。

東京市場のドルは146円台まで戻す、乱高下の余韻残りボラタイルな地合いは継続(24/8/6)

東京市場のドルは146円台まで戻す、乱高下の余韻残りボラタイルな地合いは継続

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日経平均の大幅反発などを受けてリスク回避の円買いが一服、ドルは買戻し優勢の地合いとなった。

昨晩の海外時間では、世界株安を嫌気したリスク回避の円買いに拍車がかかったほか、米国の景気後退入り懸念を受けた緊急利下げ観測に伴いドル売りに拍車がかかり141円69銭まで下落。その後は、米7月ISM非製造業景況指数が予想以上に改善したため米景気後退懸念が緩和、ドルは買い戻し優勢となり144円台まで値を戻した。

東京時間では、ドル買戻しが優勢となり146円台まで値を戻した。株式市場で日経平均が過去最大の上げ幅となったことで、リスク回避の円買いが一服。株式市場、為替市場ともにやや落ち着きを取り戻しつつあることで、じりじりとドルは買い戻された。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:144円79銭
高値:146円37銭
安値:144円31銭
終値:145円88銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:158円62銭
高値:160円23銭
安値:158円08銭
終値:159円69銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値: 94円23銭
高値: 95円50銭
安値: 93円94銭
終値: 95円00銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:185円03銭
高値:187円11銭
安値:184円47銭
終値:186円31銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:32077円33銭
高値:34911円80銭
安値:32077円33銭
終値:34675円46銭(前日比+3217円04銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

17時30分、英、7月建設業PMI、前回:52.2
21時30分、米、6月貿易収支、前回:−751億ドル、市場予想:−726億ドル

※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

本日の海外時間では、日本株がいったん反発したことで、過度なリスク回避の動きは低下したものの、乱高下の余韻が残っていることから1円前後の上下の振れ幅は出そうな状況だ。目立った売買材料は予定されていないが、米株市場と金利市場を睨んだ展開となろう。

ボラタイルな地合いに見慣れたことから、市場は1−2円上下に振れてもさほど驚かない。投資家の心理状態を示すVIX指数は5日の取引時間中に前週末比42ポイント上昇と過去最大の上昇を記録し、38.57と約4年ぶりの高い水準で終えた。VIX指数はあくまでも米国株をメインとした投資家の心理状態を数値化したものだが、悲観的なムードが強まっているのは、為替も同じだ。

テクニカルでは、週足の一目均衡表の雲下限140円79銭水準の手前で反発しており、長い下影を残している。ただ、本日の高値は146円37銭と昨日の高値146円57銭を上回っていない。昨日高値を上回ってくれば短期的な反発もより強まりそうな状況にあるが、すっきりしないチャート形状と言えよう。

反発の戻りメドとして、200日移動平均線が位置する151円50銭水準を意識したいが、さすがに短期的な反発のメドとしては上過ぎるか。ドル・円の節目が変わった6月米消費者物価指数の発表日7月11日の高値161円77銭を起点とした下落幅20円9銭(8月5日の141円68銭)の38.2%戻しである149円35銭水準をいったんのメドとして考えたい。

今晩の海外時間は、5日の東京時間ほどではないが、上下1−2円は動く展開を引き続き想定する。上値メドは147円50銭、下値メドは144円00銭とする。

東京市場のドルは146円台まで戻す、乱高下の余韻残りボラタイルな地合いは継続

ドル円日足

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