ドル円、157円台前半で方向感に欠ける動き (7/19午前)

19日午前の東京市場でドル円は157円台前半でのもみ合い。

ドル円、157円台前半で方向感に欠ける動き (7/19午前)

ドル円、157円台前半で方向感に欠ける動き

19日午前の東京市場でドル円は157円台前半中心のもみ合い。朝方、157.37レベルで取引の始まったドル円は、序盤じり安推移し157.07まで緩やかに下落しましたが、9時を境に買い戻しの動きに転じ、もみ合いながら上昇。11時前には一時157.53まで上昇するも157円台後半では売りも出て反落し、東京時間正午現在は157.40での取引です。

日経平均株価は、昨晩米市場で主要株価指数が下落した流れを受け売りが先行、序盤から4万円の大台を割り込みました。その後は買い戻しも入り前日終値を挟んでのもみ合いとなりましたが、再び売りが強まり、173円安の39,952.62円で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表されたフィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数等の米指標が好調を示したものの、新規失業保険申請件数は増加しました。しかし前日大幅に低下した米長期金利は上昇傾向となり、欧州時間は156円台前半で取引されたドル円も、米国時間終盤にかけ157.40まで買い戻され、そのまま157.37レベルで東京時間につないでいます。

テクニカルにはドル円は、昨日一時、90日線や日足の一目均衡表「雲」下限を下回りましたが、海外時間の買い戻しで現在は回復、90日線(155.95)をサポートとしています。一方、上方向は転換線(158.59)、基準線(158.66)、21日移動平均線(本日159.81レベル) 等が頭を抑えており、方向感が出にくい状況です。ただ、21日移動平均線が下降を始めていること、基準線を転換線がデッドクロスしつつあることから、ややドル売り方向が優勢と見られます。

ドル円、157円台前半で方向感に欠ける動き

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