ドル円、約1カ月半ぶり安値更新後に急反発。調整局面はひとまず終了か(7/19朝)

18日(木)のドル円相場は下落後に急反発。

ドル円、約1カ月半ぶり安値更新後に急反発。調整局面はひとまず終了か(7/19朝)

ドル円、約1カ月半ぶり安値更新後に急反発。調整局面はひとまず終了か

〇ドル円、米国時間にかけ157.40まで反発。底堅い動き
〇フィラデルフィア連銀景況指数、景気先行指数等の米指標の好調が背景
〇ユーロドル、ECB理事会無風通過で反落、米金利上昇も重石となり1.09割れ
〇ドル円、90日線や、一目均衡表「雲」にサポートされテクニカルの地合い好転が期待される
〇ファンダメンタルズも円キャリー継続期待や、トランプトレードによるドル買いがドル円をサポート
〇引き続き、ドル買い・円売りトレンドの再開をメインシナリオとして予想
〇本日の予想レンジ:156.50ー158.50

海外時間のレビュー

18日(木)のドル円相場は下落後に急反発。(1)テクニカル的な地合いの悪化(155.85近辺に位置する一目均衡表雲上限や、155.75近辺に位置する90日線の下方ブレイク)や、(2)上記1を背景とした仕掛け的なドル売り・円買い、(3)ロング勢による大規模ロスカットが重石となり、アジア時間朝方にかけて、安値155.38(6/7以来の安値圏)まで急落しました。しかし、売り一巡後に下げ渋ると、(4)心理的節目155.00を背にした押し目買い圧力や、(5)米7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数(結果+13.9、予想+2.9)の市場予想を上回る結果、(6)米6月景気先行指数(結果▲0.2%、予想▲0.3%)の市場予想を上回る結果、(7)米金利上昇に伴うドル買い圧力が支援材料となり、米国時間午後にかけて、高値157.40まで急伸しました。引けにかけて小反落するも下値は堅く、本稿執筆時点(日本時間7/19午前5時00分現在)では、157.38前後で推移しております。

18日(木)のユーロドル相場は高値圏から反落。アジア時間朝方にかけて、高値1.0941まで上値を伸ばすも、一巡後に伸び悩むと、(1)ECB理事会通過後のユーロ売り・ドル買い(ECB理事会は予想通り政策金利の据え置きを決定すると共に、声明文では「今後も金融政策はデータ次第で会合ごとに決定。金利の道筋を事前に約束することはない」との見解を強調。ラガルドECB総裁も記者会見で「9月理事会でどうするかの方向性はまだ決定しない」と発言するなど、今後の動きに対する示唆を与えず→但し、その後一部メディアより、関係筋の話として「タカ派的な理事でさえも今後の経済指標でデフレ継続が確認されれば利下げに前向きである」との見解あり)や、(2)欧州株の冴えない動き、(3)米金利上昇に伴うドル買い圧力が重石となり、米国時間午後にかけて、安値1.0893まで反落しました。引けにかけて小反発するも戻りは鈍く、本稿執筆時点(日本時間7/19午前5時00分現在)では、1.0896前後で推移しております。

本日の見通し

ドル円は一時155.38(6/7以来、約1カ月半ぶり安値圏)まで急落するも、海外勢参入後に157円台半ばまで切り返す力強い動きとなりました。日足ローソク足が90日移動平均線や一目均衡表の雲上下限に確りとサポートされていることや、強い買いシグナルを示唆する「強気のパーフェクトオーダー」「ダウ理論の上昇トレンド」が継続点灯していること等を踏まえると、テクニカル的に見て、地合いの好転(短期的な調整局面終了→上昇トレンド再開)が期待されます。

また、ファンダメンタルズ的に見ても、日米金利差に着目した円キャリートレードの長期化期待(日米金利差は当面縮まらないとの見方から円キャリートレードの優位性が継続→CMEのFedWatchツールによると、9月FOMCでの25bp利下げは既に93.5%織り込まれているため、年3回の利下げ織り込みが始まらない限り、ここから更にドル売りを仕掛けるには材料不足)や、トランプトレードの継続期待(トランプ氏はドル高是正を打ち出しているものの、市場参加者の間では、トランプ氏の大統領就任は「財政悪化→インフレ上昇→米金利上昇」への思惑から米ドル買い要因)など、ドル円相場の上昇を連想させる材料が揃っています。

政府・日銀による介入効果は既に賞味期限切れ(政府・日銀は7/11に3ー4兆円、7/12に2兆円規模のドル売り・円買い介入を実施したと見られているが、ドル円相場の押し下げ効果は限定的)と考えられるため、当方では引き続き、ドル買い・円売りトレンドの再開(先週後半以降のドル円の下げ幅を取り戻す展開)をメインシナリオとして予想いたします。尚、本日は本邦の6月全国消費者物価指数や、ニューヨーク連銀ウィリアムズ総裁発言、アトランタ連銀ボスティック総裁発言などが予定されております。

本日の予想レンジ:156.50ー158.50

注:ポイント要約は編集部

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ドル円日足

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