東京市場のドルは161円90銭台まで円安進む、参加者減少で上下に振れやすい地合いか(24/7/3)

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、株式市場で日本株が買われたことなどからじりじりとした円安が進み161円90銭台まで上昇した。

東京市場のドルは161円90銭台まで円安進む、参加者減少で上下に振れやすい地合いか(24/7/3)

東京市場ドルは161円90銭台まで円安進む、参加者減少で上下に振れやすい地合いか

【本日の東京市場】

東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、株式市場で日本株が買われたことなどからじりじりとした円安が進み161円90銭台まで上昇した。

昨晩の海外時間では、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のインフレ鈍化再開を指摘する発言に反応し、金利低下にともないドル売りが一時強まった。その後、5月JOLTS(求人労働移動調査)求人件数が予想外の増加に転じたことを受けて、金利が上昇。10年国債利回りは4.43%台まで戻したことで、ドルは「往って来い」の状況となった。

東京時間では、株式市場で引き続き日経平均が上昇するなど株高の地合いとなった。リスクオンに伴い投機筋による円売りポジションも積み上がったとの観測。足元の高値161円77銭を上回り161円93銭まで円安ドル高は加速した。

ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:161円43銭
高値:161円93銭
安値:161円43銭
終値:161円87銭 

ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:173円51銭
高値:173円84銭
安値:173円49銭
終値:173円82銭

豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:107円68銭
高値:108円03銭
安値:107円65銭
終値:108円02銭

ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:204円87銭
高値:205円31銭
安値:204円83銭
終値:205円27銭

日経平均(日本時間9時―15時)
始値:40225円83銭
高値:40694円21銭
安値:40172円85銭
終値:40580円76銭(前日比+506円07銭)

【本日の海外市場の重要指標】日本時間

17時00分、欧、デギンドスECB副総裁がECBフォーラム2024で講演
17時00分、欧、6月ユーロ圏サービス業PMI(確報値)、前回:52.6、市場予想:52.6
18時00分、欧、チポローネECB理事がECBフォーラム2024で講演
19時30分、欧、レーンECBチーフエコノミストがECBフォーラム2024で講演
19時30分、米、ウィリアムズNY連銀総裁がECBフォーラム2024で講演
21時15分、米、6月ADP雇用者数、前回:15.2万人、市場予想:15.9万人
21時30分、米、週次新規失業保険申請件数、前回:23.3万件、市場予想:23.4万件
21時30分、米、5月貿易収支、前回:−746億ドル、市場予想:−760億ドル
22時30分、欧、クノット・オランダ中銀総裁がECBフォーラム2024で講演
22時45分、米、6月サービス業PMI(確報値)、前回:55.1、市場予想:55.1
22時45分、米、6月コンポジットPMI(確報値)、前回:54.6、市場予想:54.6

23時00分、米、5月製造業新規受注(前月比)、前回:0.7%、市場予想:0.3%
23時00分、米、5月耐久財受注(確報値・前月比)、前回:0.1%、市場予想:0.1%
23時00分、米、5月耐久財受注(コア・確報値・前月比)、前回:−0.1%、市場予想:−0.1%
23時00分、米、6月ISM非製造業景気指数、前回:53.8、市場予想:52.5
23時30分、米、週次原油在庫(前週比)、前回:359.1万バレル
23時15分、欧、ラガルドECB総裁がECBフォーラム2024で講演
27時00分、米、FOMC議事要旨(6月11日−12日開催分)

米国株式、債券市場は独立記念日の祝日前で半日立ち合い
※予定は変更することがございます。

【今晩の海外時間の見通し】

本日の海外時間は、米独立記念日の祝日前日に伴い債券市場、株式市場が半日立ち合いのため参加者が減少するなか、多くの米経済指標が発表されることで、上下に振れやすい地合いとなりそうだ。

6月ADP雇用者数は前日のJOLTSの結果を受けて、前月を上回る強い数字となると見込まれている。6月サービス業PMI、コンポジットPMIはともに節目の50を大幅に超えるとの見通しのほか、6月ISM非製造業景気指数や5月耐久財受注なども予定されており盛りだくさんだ。

FOMC議事要旨発表のタイミングでは債券市場が終了しているので、全ての反応を見切れない消化不良な地合いとなりそうだが、参加者が減少し薄商いとなることから想定外の上下の振れには注意したい。

日米株高に伴うリスクオンとなっていることで、投機筋は円売りポジションを積み上げやすいと考える。市場では薄商いのタイミングで政府・日銀が円買い介入を実施するとの見方はあるが、事前に話が出ている状況下、サプライズ感は少ないので162円水準での介入実施はないだろう。

今晩の海外時間も円安ドル高の地合い継続を想定する。上値メドは162円60銭、下値メドは161円30銭とする。

東京市場ドルは161円90銭台まで円安進む、参加者減少で上下に振れやすい地合いか

ドル円日足

オーダー/ポジション状況

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