東京市場のドルは161円76銭まで上昇、参加者徐々に減少だがJOLTSで162円にトライか
【本日の東京市場】
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株高でリスク選好の流れが強まり、ドルは昨晩高値を上回り161円70銭台まで上昇した。
昨晩の海外時間では、米国の6月ISM製造業景況指数が予想外に前回から低下し、同雇用指数も50割れになり、一時ドル売りが強まった。しかし、米大統領選挙でトランプ前大統領が返り咲く思惑が高まったことから財政赤字やインフレ問題に関心が高まり10年債利回りが4.49%台まで上昇。ドルは161円74銭まで買われた。
東京時間では、午後にかけて日本株がじりじりと上昇し日経平均は3月29日以来となる40000円台に乗せた。日経平均先物買いと円売りを同時に行うトレードが入ったとの観測。ドルはじりじりと上昇し、昨晩の高値を上回り161円76銭までドルは買われた。
ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:161円43銭
高値:161円76銭
安値:161円42銭
終値:161円71銭
ユーロ・円(日本時間8時―15時)
始値:173円34銭
高値:173円58銭
安値:173円30銭
終値:173円55銭
豪ドル・円(日本時間8時―15時)
始値:107円46銭
高値:107円56銭
安値:107円25銭
終値:107円45銭
ポンド・円(日本時間8時―15時)
始値:204円15銭
高値:204円38銭
安値:204円09銭
終値:204円36銭
日経平均(日本時間9時―15時)
始値:39543円61銭
高値:40113円48銭
安値:39457円62銭
終値:40074円69銭(前日比+443円63銭)
【本日の海外市場の重要指標】日本時間
17時30分、欧、エルダーソンECB理事がECBフォーラムに出席
18時00分、欧、6月ユーロ圏消費者物価指数(概算値速報・前月比)、前回:0.2%、市場予想:0.1%
18時00分、欧、6月ユーロ圏消費者物価指数(概算値速報・前年比)、前回:2.6%、市場予想:2.5%
18時00分、欧、5月ユーロ圏失業率、前回:6.4%、市場予想:6.4%
19時30分、欧、シュナーベルECB英字がECBフォーラムに出席
22時30分、欧、ラガルドECB総裁、パウエルFRB議長がECBフォーラムに出席
23時00分、米、5月JOLTS求人件数、前回:805.9万人、市場予想:786.6万人
※予定は変更することがございます。
【今晩の海外時間の見通し】
本日の海外時間は、米連邦準備制度理事会(FRB)が重要視する雇用関係の経済指標に関心が集まろう。
先週末の第1回テレビ討論会の結果、トランプ前大統領の当選確率が高まったとの思惑が浮上。トランプ氏が景気拡大のための財政拡張を実行するとの見通しが強まったことで、米国金利は上昇傾向を強めている。日本の10年国債利回りも1.08%水準まで上昇しているが、10年物国債の日米金利差は3.4%とやや拡大したことで、円安ドル高基調が強まっている。
米国財務省が為替操作国の監視リストに日本を入れたことや、足元、緩やかな円安推移となっているため、政府・日本銀行による円買い介入は実施しにくいとの見方は強い。じりじりとしたドル上昇で162円台到達は時間の問題だろう。
一方、1日に発表された日本の1−3月期GDPの再改定値が年率2.9%減と改定値(同1.8%減)を大幅に下回る結果となったことで「日本の金融正常化が遠のいたことで、利上げ実施が後ずれする」といった声も聞かれる。ただ、日本の長期金利は下落するなど目立った動きをみせていないことから、GDPの影響は限定的と考える。
今晩のJOLTS求人件数が上振れた際は、3日のADP雇用者数、5日の雇用統計への思惑が先行しドル買いが強まる可能性はある。もっとも3日-4日は独立記念日がらみで米株市場などは休場(3日は半休場)のため、今晩辺りから為替市場も参加者は減少すると想定。JOLTS求人件数が大幅に上下に振れない限りは、今晩の為替は小動きとなるかもしれない。
とはいえ、円安ドル高のトレンドが強い状況なので、上値メドは162円20銭、下値メドは161円20銭とする。
ドル円日足
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
東京市場のドルは154円台後半で推移、日銀による追加利上げ観測が円安のブレーキ役に(24/11/22)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、日本株のしっかりとした推移を材料にじり高の展開となり154円台後半で推移した。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:照葉 栗太
2024.07.03
ドル円、約38年ぶり高値圏で一進一退。心理的節目162.00突破は時間の問題(7/3朝)
2日(火)のドル円相場は高値更新後に伸び悩む展開。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.07.02
ドル円 ドルは連日の高値更新、流れ変わらず(7/2夕)
東京市場はドルが小幅続伸。162円にはとどかなかったが、前日高値を5ポイントほど上回る局面も。
-
みんなのFX トレイダーズ証券
みんなのFXはスワップもスプレッドも高水準!口座開設とお取引で最大1,010,000円キャッシュバックキャンペーン中!
取引は1,000通貨からOK、手数料も無料!eKYCで最短1時間後に取引可能
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。