ドル円120円は時間の問題(2016年12月19日)

日経平均株価は

ドル円120円は時間の問題(2016年12月19日)

ドル円:12月19日のファンダメンタル分析

週末を前にしてドル円はNY市場後場まで高値圏でのもみあいを続けました。中国が米国の無人水中探査機を接収したとのニュースに一時的にリスクオフに反応し、118円台半ばから117円台半ばへと下押しする場面もありましたが、引けにかけては118円台を回復。依然としてドル円での押し目買いは根強い印象を与えての週末クローズとなりました。

ドル円:12月19日のテクニカル分析

上値を意識しながらの対応が基本

ドル円は、これまでの動きを考えるとなかなかドル売りでは入りにくいのですが、既に118円台半ばまで到達し多くの参加者が大台120円を視野にする中、クリスマスシーズンを前にした利食いも混ざって一方的なドル高も見込みにくい地合いとなっています。金曜NY後場の水中探査機(水中ドローン)の話も1円も水準を下げるような話では無いと思いますが、それだけドル買いも増えてきているということだと考えられます。その後、中国は米国に返還するとの話は出てきたものの戻りも鈍く、今週はドルを売れないけど水準的に買いたくは無いといった雰囲気になりそうです。今日明日の日銀会合は現状維持で変化は無いとの見方ですが、23日は東京が休場、欧米市場も短縮取引となることから実質的に木曜まで。海外の参加者は週明け以降に戻ってくるという一週間となります。本日は、やや上値の重たい展開を考え、117.30レベルをサポートに、118.30レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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