3. ドル円、上昇止まらず一時161円台乗せ　(6/28午前)

ドル円、上昇止まらず一時161円台乗せ　(6/28午前)

28日午前の東京市場でドル円は大幅続伸。

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ドル円、上昇止まらず一時161円台乗せ　(6/28午前)

ドル円、上昇止まらず一時161円台乗せ

28日午前の東京市場でドル円は大幅続伸。朝方160.76レベルで取引の始まったドル円は、序盤じりじりと値を下げる展開となり、160.65の安値をつけました。しかし、実需とみられるドル買いに仲値公表にかけて急激に値を上げ161.00を突破。時間外の米長期金利の急反発も加わって、10時過ぎには高値を161.27まで伸ばしました。その後はやや戻し、東京時間正午現在は160.90での取引です。
尚、午前中、米大統領選に向けてバイデン大統領とトランプ前大統領の第一回のテレビ討論が行われましたが、内容的にはバイデン大統領の受け答えのほうがより安定的ではあったものの、所作の端々にバイデン大統領の老化が目立つ痛ましいものとなり、話の中身は全く無いながら、トランプ優勢との評価が大勢となっている状況です。

日経平均株価は、米主要株価指数が上昇した流れを受け、買いが先行。円安の一段の進行を好感して輸出関連銘柄銀行等が買われ、上げ幅は一時400円を超えました。終盤やや戻し、386円高で午前の取引を終了しています。

昨晩海外市場では、発表された米１QGDP価格指数、コアPCE等のインフレ指標が市場予想を上回りました。ドル円は東京時間の160円台前半への反落から持ち直し、米国時間終盤にかけ160円台後半を回復、そのまま高値圏の160.78で東京時間につないでいます。
米長期金利は今晩の米5月PCEコアデフレーター発表を前にした調整もあり、昨晩は低下しましたが、ドル円相場への影響は限定的でした。

テクニカルにはドル円は、既に11営業日下値を切り上げる、極めて強いドル買い地合いです。ここから先レジスタンスらしいレジスタンスは見当たらず、また、ドル円での強いドル買い意欲が衰えていないことから、161.50、162.00等の節目を当局の介入スタンスを伺いながら順次試していく流れとなりそうです。　

ドル円、上昇止まらず一時161円台乗せ

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